2017年04月28日

スポーツ選手の引退

enoki先日、有名な女子フィギュアスケート選手が2名引退を発表されましたが、まあスポーツ選手っては大変です。少年野球や少年サッカーをイメージしてもらえると分かると思いますが、スポーツってのは自腹が原則だからです。

フィギュアスケートで言えば、最初のうちは教室の月謝が1か月1万円ぐらいで、ちょっとした大会に出るまで数年はかかる。送り迎えも必要だし、足のサイズに合う靴をどんどん作らなきゃいけない。ジュニアの大会に出るようになると、その移動経費もいる。

大会って簡単に言いますけど、振り付けも選曲も衣装も必要で、そのためのプライベートレッスンも必要。フィギュアスケートだけじゃなく、ダンスや体操を習わせる親御さんもいますし、合宿と称してスケートリンクに宿泊しながら練習したりもする。

そんなこんなで国内トップ10ぐらいになって来た時点で、もう必要な経費は1000万どころじゃないので、だいたい費用負担できない親はギブアップします。もちろん、親以上にギブアップする子供もたくさんいるんですがね。

毎日の練習も日々厳しくなるし、費用負担はハンパないし、得られる名声はトップ1人だけだし、それも大した名声じゃないわけで、そんなことなら普通に目立たない生活させたほうがいいと思う親御さんがいるのも分からないでもない。

まあジュニアのうちから海外遠征しますんで、保護者やコーチも一緒に行くとものすごい金額が必要になります。そして大多数が何の名声も得ず消えていくってのが現実です。野球やサッカーと同じですが、個人スポーツはとくに大変。

そして本人も体中に古傷を抱えながら、毎日決められたメニューをこなさなきゃいけない。気力・体力・運が全部そろわないと続きません。毎日5kmのランニングできます?それがアップですよ。体幹トレーニング30分、ウエイト30分できます?無理っす。

それを何年もやる。ストイックに恋愛も遊びも捨ててやる。大変ですよ。だから、引退ってのは簡単だけど難しい。だって続ければ続けるほど応援してくれる人が増えますからね。親の資金を超え、いろんなボランティアに支えられ、資金的援助ももらうと、なかなか辞められない。

最終的には気力も財力も精神力も果てて終わる感じでしょうねえ。積み重なった故障で体も自由に動かなくなるし、年齢もあるし、若いのが育って来ると居場所も減って来るし、いろんな大変なことがあります。

我々バイクレースも同じですよ。お父さんがミニバイクに乗せてみたら速かった。どんどん大会に出すと結構速い。体が大きくなって大型のバイクに乗せる。それでも速いと大会に出る。バイク仕上げて200万。タイヤ1セット6万で1日しか使えない。転倒1発50万。大変です。

周囲が「まだ出来るよ」って言えるほど簡単じゃないってのが現実です。実際昨年ST600クラスでチャンピオンになった榎戸育寛選手は、親御さんの財力の限界に達していて15歳で引退目前でした。ちょいと見つけてコンタクト取って今は我々の所にいるから走れてますがね。

引退を決意した選手には、とにかくおつかれさまと言ってあげたいです。そして、またやりたいと思ったら帰って来いと言ってあげたいと思います。おつかれさまでした。


gq1023 at 04:19│Comments(0)TrackBack(0) バイクレース(含む8耐) 

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