2017年03月30日

原発にぶら下がる人々

東芝の巨額赤字はウエスティングハウス社の赤字を被った事によるものですが、その原子力事業も黒字の部門があります。それは日本。日本の原発はとにかく金になるのです。

別の言い方をすると、すでに原子力は金にならない状況になっている世界とは話しにならないぐらいの高値で発電所も燃料も取引されてるのが日本なのです。つまり、異常に高い値段で電気を買わされてる一般生活者がいる国が日本ってことです。

電力会社が発注した原発でも、途中で建設費の値上がり要因が出て来たら日本では電力会社が負担してくれます。明らかにそんなのおかしいのですが、そうなってます。

まあ欧米でもそうだったんですよ。でもそうじゃなくなって、ウエスティングハウスは赤字を作ってしまった。でも原発にぶら下がってしか生きてこなかった人々は、それを誤魔化して東芝に買わせた。買わせた後もウソをつきつづけて誤魔化してた。

日本もすでに原発が一番コストの安い発電方法なんてウソはばれてます。ただでさえ高いコストが、東芝の一件でさらに高くなるでしょう。廃炉費用が計算に入ってないことも判明してますし、事故のリスクも巨大であることが分かりました。

それでも原発にぶら下がってる人々はいっぱいいるのです。天下りやら政治献金やら研究機関やらと山ほどいて、それらはこれからも原子力はクリーンエネルギーと言い続けます。そしてその方針を形づくったのは国です。

ただ、原子力発電の世界はブラックボックス化されすぎてて統治=ガバナンスが働かないんですよ。ウエスティングハウスを東芝が統治できなかった。原子力村の先人としてのプライドが東芝の発言や権限を認めなかった。GHQが来たけど反抗してた一部の日本人みたいなもんですな。

これ、原発だけじゃありません。海外投資にはリスクがつきものです。買収したら、徹底して日本式の統治を行わないと、お金だけ取られて終っちゃいかねません。どの村にも古くからの住民がいますからね。

シャープにたいしてホンハイがやってるような強力な影響力を与える形の企業統治システムこそが、日本企業の海外投資案件には求められると感じてます。

その鍵は、親会社は買収した海外子会社を疑ってかかること。そこにぶら下がってるヤツを切るってことが出来るかどうかが、最初のポイントなんじゃないかと感じてます。

gq1023 at 06:53│Comments(0)TrackBack(0)

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