2017年03月24日

未来の鍵はオバチャンが握ってる

fb545ee2.jpgテレビCMってスゴイ値段なんですよ。でも効果も大きい。ただ、総務省が毎年発表してる「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」にも載ってますが、20代以下のテレビ接触が激減してます。

テレビってヒマつぶしアイテムですから、20代以上になると女性のほうが視聴者が多いのは当たり前ですが、働く女性も増えたのでだいぶその差は減って来ました。とはいえ、朝ワイド、朝ワイド2、昼ワイドと同じ内容のワイドショーを3連チャンで見るのは女性が大半です。

その女性と言っても30歳以上のオバチャンは、強烈な購入決定権を持ってます。別にいらないのにお風呂マットが珪藻土になってたり、白だし・ネギ油・オリーブ油が料理に多用されてたら、まあテレビの影響と思っていただいていいでしょう。

テレビの役割で重要なのがセルインです。これは売り場に押し込む力のことで、「テレビに出ますけど売り場になくて大丈夫ですか?」って圧力を与えるわけです。

年度末に予算消化を含めてお金を使いたいメーカーも多く、3月に新商品を登場させて大量にCMを投下。12月から2月に年末年始の挨拶を兼ねて販売店にプレッシャーをかけて、新商品を定番商品にさせようという試みが行われます。まさに今の時期ですね。

ただ、今のレジはPOSレジなんで売れ筋が瞬時に本部で分かる。CMやってるし商品も並べたけど売れてなければ2週間で売場から外されます。棚落ちというヤツです。1度棚落ちすると復活は難しいので、商品でビューからの2週間は超重要な2週間となります。

セルインに成功すればセルアウトに入ります。消費者に手に取ってもらう手法ですが、ソフトバンクのプレミアムフライデーの商品にしてもらうなんてのは非常にいい手法です。全国で満遍なく出て行きますから。

サンプリングなんだけど人件費もイベント運営費もかからない。コンビニやフランチャイズ店のレジはちゃんと打たれるから店舗は売上になる。商品提供メーカーの負担は商品原価と経費のみ。もらった消費者の一定数が固定客になる可能性もある。

セルアウトの手法はいっぱいあるのですが、こちらはあまりテレビCMよりも売場戦略が多きかったりします。大量陳列やキャンペーンってヤツですね。

それ以外にCMって、顧客離れを食い止めるリテンションという効果もあります。特に顕著なのが求人広告。求人広告を出す人って効果が上がってる会社に集中するんです。そうすると情報量が変わって来るから、仕事探す側も効果が上がってる所を使う。

広告出す側と仕事探す側が一斉に1つの求人サイトを見れば、他のサイトの価値は激減しますから自ずと客が離れていく。負のサイクルです。それを食い止めるためにCMを打つわけですよ。マイナビの王道感とタウンワーク・LINEバイト・バイトル等の悲壮感が対照的ですよね。

こういうことを考えながら手法や戦略を構築します。とくにここ20年は広告でバカ売れって商品が激減してますから、戦略の立体的構築が重要ですし、スマホ活用という新しい手法研究が不可欠になってるので、IoTの活用という視点も不可欠です。

とはいえ、広告業界の中心はテレビCMですし、スマホの普及でグループLINEやSNSによるIoT領域でのオバチャン影響力も大きくなって来ました。テレビ視聴者並びにネット利用者がオバチャンに席巻されている今こそ、未来の鍵はオバチャンが握ってると思ってます。

gq1023 at 06:11│Comments(0)TrackBack(0)

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