2016年12月29日

都市博の再来

92c214f5.jpgその昔、東京では世界都市博というのが計画されてました。基本計画どころか実施計画も具体化していて前売券も発売済み、そんな中突然中止となりました。理由は都知事選です。

その都知事選は、元放送作家・作詞家・タレントの青島幸男氏が勝利したのですが、全く選挙戦はせず、公約に「都市博中止」だけを掲げて戦い当選。議会が100対23で都市博開催を訴えたのに、知事権限で無理やり中止にさせました。

当り前ですが、東京都民がその都市博中止を支持したわけです。それは「開催費用が無駄になる」という思い込みでした。思い込みってすごいですよね。もう着工してるの中止にしたら違約金かかるの計算してなかった。

そして、青島知事もちゃんと計算しなかった。結果的に直接的な中止にかかった費用だけで600億円以上。開催の場合は経費が800億円以上だったので200億浮いたとか言ってましたが、入場券収入による相殺をやってないので、実質は大損だったと言われてます。

まあ、我々イベント業界は「やってないのに費用もらえる」と聞いて大喜びして費用算出しましたが、結果的には現在まで続くコンサート&イベント会場不足の元凶になっていますし、臨海副都心エリアの開発の遅れにつながっていると思ってます。

築地の旧電通本社ビルには都市博室も設置され、各パビリオンの建設も開始、コンパニオンのユニフォーム選定なども進み、会場誘導計画や清掃計画まで立てている中の中止でした。確かメインゲートはほぼ完成してたと思います。ゆりかもめから見える中止決定後のエントランスはシュールでしたよー。

これと同じことをオリンピック・パラリンピックでもやってるように見えます。開催費用が2兆円ですって?組織委員会と国の負担分もあるから、まあ1兆円が都の負担分として、1300万人で割ったら一人8万円以下です。13兆円の東京都予算の中で微々たるもんでしょ。

木を見て森を見ずですよ。そんなことより選手村ってできてるの?新国立競技場の建設やってる?間に合わないって。そんな政治的駆け引きやってるタイミングじゃないって。

昨日の「&TOKYO」のデザインに関する有識者会議なんて、日本人有識者が「デザインが嫌い」とか「もっといいデザインがある」なんて好き放題言ってる横で、シャネルのリシャール・コラス社長が「そんな時期過ぎてるでしょ。みんな話しまとめようとしてます?できてるデザインをとにかく使う!」ってまともな指摘してましたよ。その通り!

「ボランティアの服嫌い」とかもういいんですよ。ピコ太郎の服でもフナッシーの格好でもいいんですよ。もう実施計画策定の時期なのに、このままだとスタジアムですら間に合わなくなる。動線計画なんて全然でしょ。道路整備って終わってる?バス専用道路の整備なんてやってる?

300億ぐらいのコンサート会場なら5つぐらい造ってもペイしますよ。Zepp Tokyoみたいな仮設風のだったら5億で建つでしょ。練習場はあんなのでもいい。それもペイしますよ。エンタテイメントのプロ入れた方がいいって。

どうせやるならド派手にやったほうがいいってのが個人的な考え方です。セコイの嫌い。節約しましたとか言って手弁当でスタッフ働かすの?誘導スタッフの食事スペースって既存の施設にあるの?ないなら、非常階段とかで食べさせるの?考えてる?

そんな当たり前のことをつらつらと書き綴ってますが、忘れた頃に「オリパラやってくれ」なんて言われて、「ヒーヒー」言いながらもやっちゃう自分がいるんじゃないかと思ったりしてます。まあ、都議選終了までこんな感じなんでしょうね。アボーン

gq1023 at 06:44│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字