お休みには高熱が出る都市博の再来

2016年12月28日

目の前にある物を叩くのは簡単だ

行政のトップが人気を取るのは、大抵の場合は目の前にある物を叩くってやり方をします。「彼じゃダメだ」「既存のやり方を変えよう」って事なんですが、まあ大体の場合は早々にネタ切れになります。

そして、新たに何かを創り出そうということになるのですが、何かを創り出すにはお金がいる。でも余ってる予算はない。そこで今ある予算を少しづつ削って新しいことに使えるお金を捻出する。いつもその連続なんですよ。

大阪大改革だって何が変わった?橋下氏が府知事になってから8年。市債が減ったとか、市長の給与や退職金が下がったとか、有効求人倍率が上がったとかあるんだけど、大きな変化を期待した市民や府民からしたら、「何が変わったん?」って感じじゃないですか?

要するに、目の前にある物を叩いてるだけじゃ未来は切りひらけないわけですよ。

どの自治体も保育所を増やしてますよね。それが少子高齢化対策だと言ってますが、ウソですよ。2016年はとうとう出生数が100万人を切りました。65歳以上の老人は毎年200万人以上も生み出されて行くのにですよ。シャレになってない。

だけど、赤ちゃんなんて18年後まで選挙権もってないからどうでもいいわけです。子育て家庭の人気が欲しい。だから少子高齢化対策と称して保育園の予算を取る。子供はどんどん減るから、いずれ保育園が余りまくる。また税金で維持する無駄が増えるって感じです。

オリンピックやるのに、あのアホみたいな首都高はそのままなんですよ。やっつけ仕事の極みみたいな自動車専用道路ですが、今からじゃ手直し間に合いません。晴海通りだって築地が移転しないから道路間に合わない可能性が高い。後手後手です。

来年は都議選があります。これで野党躍進とか、小池チルドレンが台頭したりしたら、もっと止まりますよ。だって、今ある何かを叩く方が人気出るもん。止めるのいいけど、アジアの各国は、その間もどんどん進んでるってことだけは分かって欲しいなーって思ってます。

gq1023 at 05:56│Comments(0)

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