糸魚川大火部の責任は部長1人、課の責任は課長1人のもの

2016年12月25日

失敗しない人生を選ぶことは人生を失敗することになる

d8af3f17.jpg人間なんて楽しい方に流れるわけですよ。私の場合は、比較的楽しい方が仕事なんですね。それがお酒だったり薬物だったりすると大変だけど、偶然にも仕事に流れた。

まあマンガ「島耕作シリーズ」じゃないけど、仕事が絶好調だとトラブルも多発。心が折れそうになること山盛りなんだけど、仕事が絶好調だと女性にも不自由しないんで、なんかそこでバランス取ってたような部分もあります。

島耕作は凄すぎですよ。売春婦も買うし、部下も先輩も飲み屋の女も全部やっちゃうんだから、今のコンプライアンス時代にはあり得ない存在だけど、昔はみんな大なり小なりそんな感じだったんじゃないですかねえ?

だいたい仕事上の失敗って、最初のうちはバレないようにと思ってウソついてごまかしてるんだけど、最終的に大問題となって表面に噴出する。噴出した時に「何で報告しなかったんだ」なんて言われて、えらい責任問題に発展しがちです。

発注忘れとか、勘違いとかがキッカケなんだけど、気づいた時に上司に報告して対策取ればいいのにごまかす。そして、そのごまかしが結構上手く行く。上手く行くから調子に乗る。毎回逃げ切れると思い込んで、最後に大失敗するって感じなわけです。

じつはごまかしてるのって周囲にバレてたりするんだけど、自分に被害なければいいし、当事者も怒られなきゃいいやってなもんで流していく。やった失敗ごまかしまくって出世してるサラリーマンだって結構いると思いますよ。でもそれじゃあ部下を引っ張っていけない。

私は若いうちに大失敗が多かったんで助かりました。問題があれば周囲に言う。責任を分担すると言うか自分だけの責任にしない。どちらかというと責任転嫁。全員を同じ船に乗せて「お前ら漕がないと沈没するぞー!」ぐらいの声をあげる。アホです。

だけど、そうすることで重大トラブルを回避できるし、組織としての結束も強くなる。自分一人の目で仕事するより、多くの目で確認したほうが問題の芽を摘むこともできる。

とにかく先輩の現場に入ってました。土日や業務時間外は、空いてたら先輩や上司の現場に行く。行って手伝ってついでに自分の仕事の現状を共有する。上司に話したいことがあれば、デスクで適当に話さず、ちゃんとアポとって相談してました。ちゃんと問題を書面にした上でね。

やっぱり失敗しないと懲りないし成長しない。失敗の数だけ次に失敗しなくなる。MotoGPライダー見てると、走行初日は各コーナーで外に飛び出してる。飛び出した数だけ限界を知ることになるわけですよね。そうやって予選・決勝へと成長していく。

そもそもMotoGPライダーってコーナーで飛び出しても簡単には転倒しないんですよ。我々レベルじゃ絶対にグラベルと呼ばれる砂利にタイヤを取られて脱出できない場所でも、軽々と出ていく。それだけ失敗の場数踏んでるから、失敗しても簡単にはコケないし、失敗からの脱出や回復も早い。

最近「失敗しない人生を選ぶことは人生を失敗すること」なんじゃないかなーって思うようになりました。いらない失敗はしないでいいんですよ。だけど、いろんな失敗したから人生が山あり谷ありで楽しくなってる気がしてます。

本田宗一郎氏の名言に「私の現在が成功と言うなら、私の過去はみんな、失敗が土台作りしていることにある。仕事は全部失敗の連続である。」というのがあるのですが、ぜんぜんホンダレベルの会社を作れる気がしないので、まだまだ失敗が足りないってことなのかもしれませんね。

gq1023 at 05:53│Comments(0)

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