2016全日本ロードレース最終戦を終えてオヤジが亡くなりました

2016年11月08日

榎戸育寛の未来とクラウドファンディング

bf453bac.jpgアスリートや企業家が資金を集める方法として「クラウドファンディング」というものがあります。インターネット上で不特定多数と課題を共有し同時にリターンを提示、それに対して魅力を感じた人々からの寄付を募ります。

企業家にとっては、上場することなく資金調達ができるのでメリットが大きいし、商法上の規制以上にリターンを設定したるもできるので魅力が大きいのですが、日本では「夢に投資してください」的な物が多く、なかなか広く普及しているという状態にはありません。

私たちも8耐参戦の資金集めでサイバーエージェント様がやってるマクアケというサイトを活用したことがあるのですが、投資に対してリターンのほうが多く設定されていたにも関わらず45万円ほどの資金調達に留まりました。

多額の資金が集まる市場になるには、やはりビジネス投資型が増えなきゃいけないのですが、ボランティア団体やスポーツ選手が「夢に投資を」と促す寄付型が多いので、投資家がワクワクしながら見るサイトじゃないってのが最大の課題です。

読売新聞社が「読売スポーツファンディング」というサイトを立ち上げていて、企業とのマッチングもやりますとなっているので、アスリートや競技団体にとっては将来性が魅力なのですが、これとて大成功しているというわけではありません。

我々としては一昨日に全日本ロードレース選手権ST600クラスで逆転チャンピオンを決めた榎戸育寛選手に何らかの資金が集まって来ることを期待していますが、現実は簡単なものではなく、お父さんが路線バスの運転手さんである彼の来年は、今から暗雲だらけです。

今年だけでも5台もバイクが全損になっており、本人も手首の骨折を経験していて、さらにバイクに賭ける費用が高騰しないように決められた「大会にて6位以内に入賞した車両及び部品は、購入希望者がいた場合、指定価格にて販売しなければならない」との規定でバイクも売られ手元にありません。

「まさか18歳の高校三年生がチャンピオン取ったのに同じ入門クラスにゼッケン1で来年登場しませんよね」なんて言われても、我々には選択肢がないのでどうしようもない。

ただ、ST600クラスでは全てのテストや走行において9割はトップタイムをマークしていますから速さは間違いない。残念ながら予選・決勝がトップじゃないレースが続いてましたが、そこからも脱したようなので、来年の道を築いていく必要が周囲にはあります。

何を活用すればいいのか分かりませんが、いろんなメーカーから問い合わせが来るように、ホームページだけは今週中に完成させたいと思います。

ちなみに、この彼をスカウトしたのは私です。フェイスブックで名前を検索し、メッセンジャーでコンタクト取りました。振り返ると2014年10月22日。下に当時の会話記録を載せておきます。

10月8日に筑波選手権の最終戦が終わり「彼4戦とも見ましたが体制があって序盤の走りが最後まで出来れば速いですよ」と言い続けましたがアホなオッサンの遠吠えで終わり、彼のお父さんが「11月30日の鈴鹿NGK杯で引退です」と言ってると聞いた夜でした。

友達申請した後の中略部分には、モトバム忘年会に強制参加させた話しが入っているだけです。もう2015年の1月8日には加入が決まってますね。3年前2分18秒の高校1年生が、高校3年生ではもう2分12秒で回ってます。未来に幸多かれと祈るばかりです。

14年11月30日 第50回NGK杯鈴鹿 ナショナルST600クラス決勝5位(BEST 2分18秒454)
15年10月31日 MFJ全日本ロード最終戦 ST600 予選 2分14秒185(3位)
15年11月1日 MFJ全日本ロード最終戦 ST600 決勝 9位(BEST 2分15秒782)
16年11月5日 MFJ全日本ロード最終戦 ST600 予選 2分12秒689(3位)
16年11月6日 MFJ全日本ロード最終戦 ST600 決勝 1位(BEST 2分13秒867)

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