続SMAPスポーツは自腹が原則

2016年08月16日

広告とは何なんだろう

b159955a.jpg広告という世界で生きて来て、父親も母親も弟も同じ世界で生きていて、全身が広告収入でできているわけで、家も車も広告から授かってます。

ただ、広告しないでも売れてる人は広告しないわけで、広告しないと売れない人を助けてるって側面はあります。必要のない需要の創造って感じですかね。そこに若干の疑問を感じるようになりました。

そのきっかけは自分の出稿。学習塾の経営をはじめたんで、求人広告を出したのですが、全く応募が来ません。別に来ないでもいいんですが、1紙10万ぐらいはするわけで、5紙やれば50万円。それで応募が来ないってことは、もう詐欺みたいなもんですよ。

それをね、自分がやってるんじゃないかと思うようになったんです。それも何千万とか何億って単位でね。本当に広告に効果があるのかって疑問です。

ガムなんて噛んでも捨てるんだし、たばこなんて燃やして煙出すだけだし、ジェットコースターなんて乗った所に戻るだけだから全部いらないと言ってしまえばいらない。お酒だって諸悪の根源だからなくていい。そう言っちゃえばそうなんですよ。

広告には常にバブルってのがあります。例えば「朝シャン」ってコピーで一気に開花したシャンプーバブル。「洗髪は週に2回程度にしなきゃハゲる」って通説を「もてる人は朝シャンプー」みたいなイメージを作り出して激変させました。

ハゲバブルもあって、ハゲ隠しの粉やら自然なかつらメーカーやら体の中から発毛を促すなんて言って健康食品売りつける人まで出てきました。

今はニオイバブルです。ちょっと前は香りづけバブルで、ボディスプレー吹き付けるだけで女の子がメロメロになるCMなんてのもあったのですが、元プロテニスプレーヤーのCMで臭いのダメCMが大量に流れて、一挙にそれが当然のことのようになりました。

「乗り物に乗れなくても満足できる遊園地ができるといいよね」とか「清涼飲料水って究極にはお茶や水が売れるのが目標だよね」なんて言ってたの現実のものになってます。

「年収1000万円」なんてコピーのおかげで日本人の収入も上がらなくなりました。「1000万払ってたら上等」だし「1000万もらってるから上等」って世の中を作り出しちゃったんですね。実際にはその程度の収入じゃ普通の生活しかできませんがね。

オリンピック期間中のCMを見ていて、正直もったいないなーと感じてます。CMになるとスポーツの感動が薄まっちゃう。夜中に起きて見てることをCMに入ると感じさせちゃう。冷静にさせちゃだめですよね。覚めさせちゃダメ。もっと酔わせないとねえ。

「眠いけど見ちゃうよね。魅せられちゃうよね。幸せに乾杯!○○ビールです」ぐらいのCMやって欲しいなあ。ストレートに感動を激増させて欲しいなあ。そんなことを思いながら、オリンピックじゃなく暴れん坊将軍を見ている朝です。

gq1023 at 04:45│Comments(0)

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