認知症という病朝まで生テレビ「原発特集」

2016年03月11日

復興って何?

f0b7fe33.jpg復興って言葉の意味がよく分からないのですが、報道を見ていると「復興の遅れ」という言葉が多用されているのが気になりました。復興の定義も明確じゃないのに、復興の遅れって何じゃらほい?意味が分かりません。

最初に避難所に行く人にはいろいろいます。地域住民だけでも「自宅がなくなった」「自宅は残ってるけど周囲が全壊してる人」「家は壊れてないけど食料と救援物資目当ての人」とかいて、その中で自発的に運営に携わる一部と、ただただ何もしない大半に分かれます。

まあ何もしない大半は文句ばっかり言ってる。「メシは何時になる?」とか「便所がくさい」とか「みんな公平な広さじゃない」とか好き放題。まあ世の中そんなもんです。「犬連れて来るなんておかしい!」って運営側に言われてもねえ。本人に言えよって話しでしょ。

避難所ってどんどん人がいなくなります。そこにいても誰も助けてくれないから。だって一時的な避難場所でしかないもん。状況が理解できた人は、自発的に生活再建に向けて動くわけです。学校の教室や体育館で「なんかくれ」って言い続けてる事に意味ないですからね。

知り合いを頼って被災地域外に出る人も多いし、近くにアパート借りたりするのも、早く動かないと物件なくなっちゃうんですよ。だって取り合いだから。借りた後で自治体に借り上げ住宅の認定させればいいわけですからね。

被災自治体の長や住民が「復興が遅れている」と言いますが、最初から被災地域自体は赤字の自治体です。過疎と高齢化が深刻な問題だった地域ばかり。その根本的な課題を討議しないまま、また被災地域に街を再建してるでしょ。

そうすると、働ける若い世代は外に出て、政府と自治体頼みの何もしない人だけ残るんですよ。つまり過疎と高齢化がより深刻化するわけです。

災害公営復興住宅の建設が遅れてるって言うけど、あんなの計画通りに全戸完成してたら生活破綻する人だらけでしょ。だって仮設は家賃無料だもん。災害復興住宅できても入居率が上がらないのは、家賃かかるからって理由もある。どうしようもない依存体質ですな。

震災が発生したら、被災者にかける言葉は優しい言葉じゃなく、現実を理解させることですよ。過去の事例で言うと、「全壊世帯向けに仮設住宅が建設され抽選で入居していく」「家賃は無料で原則2年間」「その間に再建の方向性を決める」ってね。

生活保護や年金で生活して、家賃無料の仮設住宅に住んでて、毎日仮設の仲間たちとお話しして過ごしてる老人に、「もうすぐ災害復興住宅完成して追い出されますから、自分で家を借りるか復興住宅に行くか決めてね」って言うのもやさしさですよ。

阪神大震災の時は1月17日に被災して、ライフラインでは電気が当日夜復旧。水が2週間だったかな?ガスが3ヶ月ほど。4月にはお風呂に入れるようになりました。公共交通機関ではJR神戸線が4月に復旧。阪神神戸線が6月末。六甲ライナーが7月末復旧でした。

その間は代替バスですよ。片道3時間かけて大阪の会社に通ってました。マンションの10階でしたから、毎日水をもらいに行くだけで大仕事ですよ。トイレ流す水だけでポリタンク2個必要で、生活に必要な水も考えるとポリタンク4個が毎日ですからね。

だけど、避難所には長くいませんでした。3日間かな?1月の震災後、10月に広告代理店に転職、結婚して浮気して浮気相手に子供が出来て、離婚して会社も辞めて、浮気相手にふられて、独立して新しい彼女ができて再婚するまで4年でした。5年後にはもうBMW528iに乗ってたなあ。

震災から5年も経ってまだ何言ってんだって感じがしてます。古いブログですが、阪神大震災の時の反省は「大震災発生!あなたの身を助けるのは近所の人だ」に書いてあります。いろいろなことを振り返った東日本大震災5年目の朝です。

gq1023 at 07:01│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

認知症という病朝まで生テレビ「原発特集」