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2016年01月23日

シャープの救済合意か!?

dc65be89.jpg新聞報道では「産業革新機構(政府系債権機構)が3000億円出資」「主力取引銀行が1500億円分の債務を株式に交換」「主力取引銀行が2000億円分の株を産業革新機構に無償提供」で決定のような話しが出ていましたが、どうも話しは簡単ではないようです。

だって、主力行の持ってる株って去年6月に借金を切り替えた分ですよ。その2000億円分を放棄しろということです。その上で1500億円分も株式に変えろと言ってる。政府が「もうシャープに返済能力ないから銀行はあきらめなさいよ」と言ってるようなもんですよ。

ところが、台湾のホンハイ精密が買収提案してるんですよ。時価総額2500億を下回ってる会社に5500億とか6000億出すと言ってるらしいんです。これ、どう考えても銀行にとって魅力的なのは6000億でしょ。

当然買収したら合理化を進める必要があるのでリストラの嵐でしょうし、液晶や太陽電池の技術は台湾に流出する。でも安心してください、技術はとっくに流出してますよ。問題は雇用維持の1点だけでしょう。

ただシャープには、ソニーですらやってない白物家電がある。洗濯機やエアコンや冷蔵庫ね。あの重電メーカーの東芝ですら白物撤退と言ってる時に、家電メーカーのシャープが白物やっていくのはそりゃー大変でしょう。

産業革新機構が東芝の白物部門を買収して、シャープの白物部門と合併させるのかも知れませんが、東芝や日立は重電メーカーだから信頼されてたけど、シャープになったら全然違う話しになりますよ。

ソニーのテレビ部門って圧倒的だったんですが、サムソンと液晶を共同で生産する会社を作ったんですね。そこから急に「ソニーのテレビはサムソンの液晶だ」という話しになって急減速。シャープの液晶工場に出資して、パネル調達先をシャープ系に変更してます。

いろんなメーカーが複雑にからむだけに、確かに政府が支援するのがスムーズでしょうが、前回の金融支援から6ヶ月で資金繰りにも窮してるわけで、主力行からしたら台湾マネーでチャラにしたいってのは分からないでもないです。

ウォルマートのホームページを見ると、50インチの液晶テレビって350ドル切ってる商品もある。4万円ですよ。こんな市場に日本から満身創痍の状態で戦いを挑む産業革新機構。最終的な決着がつくまで、来週いっぱいはまだまだ予断を許さない展開です。

gq1023 at 06:55│
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