武蔵小山駅前再開発廃棄カツが売られていた件

2016年01月14日

起業するということの課題

昔は自宅で起業するなんて簡単じゃなかったんですが、今では簡単にできるようになりました。家にインターネット環境があれば、電話は携帯電話でいいし、ファックスなんてほぼ使わないし、コピーとファックスとプリンターの複合機も数万円から購入できます。

それでも起業する人が増えない日本には何らかの課題があるのでしょう。なんといっても難しいのが初期資金の捻出。様々な創業のための助成金や融資制度があるのですが、これが有効的に機能してない。いきなり資金調達で挫折してると、そりゃあ起業なんてできないっすよ。

広告業界には昔から自宅の1部屋が事務所って方が多くいて、ワンルームマンションを事務所にしてる人もたくさんいます。だいたい手元資金ゼロで起業して、ある程度予算が捻出できたら、その後に法人設立って形です。私がまさにそうでした。

その時に助成金とか創業融資制度知ってればねえ。使えたんですけどねえ。法人設立後10年以上も経って悔しがってもどうにもならないですけどね。

ニトリや楽天やソフトバンクのようにベンチャーが日本に活力を与えるわけじゃないですか。ホンダやソニーも一昔前のベンチャーですよね。すごく大切ですよね。

ずーっとそう思ってましたが、昨日知り合いの社長さんに言われて「はっ」と気付かされました。その方は「投資家もみつけられず、保証人ナシの公的融資に頼ろうなんて気持ちじゃビジネスは成功しない」とおっしゃったのです。

そうかー。「いくら借りても返せるぜ」とか「投資させてやる」って気持ちがないとダメってことですよね。いやー分かる。きっとそのとおりです。

日本人に欠けてるのは、その感覚かも知れませんね。得体の知れない自信だけで起業する人が多くて失敗が相次ぐ。お金を出すほうも疑心暗鬼になって審査や調査が厳しくなる。その連続で起業できる環境が狭くなるって感じでしょうね。

本来必要なのは優秀な事業計画ですよ。「累損が当初の2年間で2億円まで行っても6年目には完済できます」的なヤツね。「事業レビューを3ヶ月ごとに実施して、その結果を公表します」みたいなね。緻密で大胆な計画がないとダメ。

そんな計画もなく、漠然と「今お金があれば独立するけどなー」なんて調子で起業しても潰れるのがオチってのは確かに分かる。

自己啓発セミナーなんかに通うヒマがあるなら、簿記会計を学んで決算書の読み方学んで経営計画書作成できるようになったほうがいいし、雇用や社会保障を学んで賃金体系を整備して人件費を詳細に渡って計算したほうがいいですもんね。

できれば20歳代の時に気付きたかったなー。50歳目前で気付きました。今からでも遅くないと自分に言い聞かせ、積極的に新規事業にも取り組もうと思っている朝です。

gq1023 at 06:01│Comments(0)

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