2015年12月28日

東芝ショック

bdc8e6a9.jpg東芝が長年に渡って債務を隠していた件ですが、コンプライアンス的な話しは別として、そもそも日本の株式市場は粉飾が多いのではという疑念があった所に、日本を代表する巨大企業でもそうだというイメージを定着させてしまう危険性を持ってます。

だって、先日の記者会見で出てきた数字は5500億円の赤字っすよ。2月に証券取引等監視委員会が指摘した時点では影響は軽微と思われてました。それなのに、次々と問題が出てきて株主総会もノビノビになり、とうとうどうにもならないレベルに達した感じです。

粉飾ですが、非常に多くの事業に及んでおり、適正に赤字を計上せず先延ばしするのが企業体質として染み付いていることが考えられます。まあ、半導体事業で巨額の黒字を出した後に超巨額の赤字を計上したりしてましたから、あれも怪しいと言えば怪しい。

工事進行、映像事業、半導体事業、パソコン事業、については赤字が出た時点で適正に計上してなかったことと、在庫価値を過大に計上したり、仕入れ金額を低く計上したりという単純な粉飾が伝えられています。それ見抜けないっておかしいでしょ。中間管理職もグルでしょ。

家電メーカーはリストラしまくってますよ。パナソニックはとっくに大赤字を計上してV字回復。三洋電機を吸収しました。シャープは再建を模索中。重電メーカーの東芝も、この流れに乗じて赤字計上するチャンスはいくらでもあったと思うのです。

今年3月の自己資本が1兆840億円。それが来年3月末に4300億円になるそうです。そりゃそうだ適正に計上すれば5500億円以外にも出費があるからそうなりますわな。確かに株価も500円ぐらいだったのが250円ぐらいだから、まあ会社の価値が半減したわけです。

だけどね、それって倍の価値があるように見せかけてたってことでしょ。株主じゃないからいいけど、株主はハラワタ煮えくり返ってると思いますよ。押しも押されぬ大企業に資金を託したら騙されたってことでしょ。

私は亡くなったおばあちゃんから「絶対に企業の発表は信じちゃいけない」と言われてきました。安宅産業という巨大商社の株を、個人株主として大量に保有してたらしいのですが、カナダでの巨額詐欺であっけなく潰れ、紙くずになった経験があったからです。

今回の東芝の発表では原子力事業については言及されていません。先月、日経ビジネスはアメリカの原子力会社で東芝が87%の株式を保有するウェスティングハウスの巨額赤字についてスクープ記事を書いてました。

なんと2012年と2013年に単体決算が赤字になっていて、その額が約1600億円だというのです。えー54億ドルで株式取得して、その後にも買い足してる企業が赤字体質だとしたら、その証券価値を減損しなきゃいけないでしょ。

仮に帳簿上の価値が60億ドルだとして7200億円っすよ。自己資本4300億円だとしたら、それ減損したら大変なことになりませんか?お財布のお金が4割に減ってるのに、さらに減るとしたら一大事です。

しかも国内の原子力市場も先行きは暗い。原子力事業全体での価値見直しを行った上で、再度企業価値を見直して発表したほうが、市場の疑心暗鬼も晴れるんじゃないかと思ってます。

ちなみに我が家では6チューナー搭載のタイムシフト機能付きブルーレイレコーダーと2チューナー搭載のDVDレコーダーが毎日フル稼働中です。がんばれ東芝!

gq1023 at 04:45│Comments(0)TrackBack(0)

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