人間やりたいと思った仕事しかできない社員はさぼることしか考えてない

2015年10月02日

飲食店はすぐ潰れる

東京に暮らしていてビックリするのは飲食店の破綻サイクルの短さです。だって、開業から1年以内が大半ですもん。フランチャイズ店でもあっという間に潰れます。新規に開業するラーメン店の4割は1年以内に閉店。新規に開業する飲食店の約5割が2年以内に閉店します。

この理由は簡単で、事業計画の甘さです。最初から経営が上手くいくときとダメなときなんて考えはなくて、借入金の返済しても経営者の給与が残る前提の計算をやって、甘すぎる経営計画書を書いて事業をスタートさせてるからです。

しかも、それが金融機関に通って融資実行されても、その数値と実際のオープン後の差をレビューしなきゃいけないんですが、回転直後のご祝儀相場で「儲かるじゃん」と思った瞬間からやめちゃう。ようするに最初の数日でやめちゃう。そりゃ危ないですよ。

1杯800円のラーメンが売れて、粗利が500円だとして、1時間に平均10人のお客さんが来たとして1日14時間営業で粗利が9万円。いけるジャンとなる。

14時間ずーっとアルバイトが3人いて、時給も1000円で納得してくれたとしてバイト費用が4万2千円。残り5万円弱で開業資金に1千万かけて、10年返済なら月々約9万円。1日3千円です。家賃が30万円なら1日1万円。光熱費と通信費が月6万円で1日2千円。残り4万円だから30日で120万も残るぜーって計算ですかねえ。

まさに甘い見通し。お客さんなんて昼と夜以外来ないですよ。一時的に集中して来て、ほとんどの時間はスカスカ。バイトなんて雇う余裕あるわけない。しかも厨房ではずーっと立ってるんですよ。ものすごく大変だし、湯切りも腕力&体力勝負です。

オープン早々に告知して大量集客する。でも店側はアップアップでぜんぜん対応できない。来た客は「大したことない」といいふらす。行こうかなと思ってる人も評判を聞いていかなくなる。ご祝儀相場が終わったら閑古鳥ってのがパターンです。

それでも少しの常連客がいれば可能性あるのに、その常連客に「経営しんどい」って口走ったり、「お金貸して」って言ったり、イライラをぶつけて喧嘩したりすると、もう店は再起不能です。

ましてやメニューが沢山ある大手フランチャイズ店やろうとしたら、そのメニューこなすために必要な人数がハンパない。人件費でアップアップになります。

つなぎ融資の仕組みも勉強せず、いきなり資金繰りに困ったらサラ金に手を出すようじゃ、サラ金に借金がある人には金融機関はお金貸しませんから、資金面でもアウトです。

戸越銀座商店街に事務所出してるので、どんどん潰れてどんどん変わっていく姿を見続けています。いろんなオーナーさんが思い出されますが、脱サラで2千万とか借金して店舗出した方々は、あっという間に破綻して、どんな生活されてるんだろうと心配になります。

飲食店って3年後には7割が閉店し、10年維持できるのは1割と言われています。それだけ難しい業態ですし、苦労が付きまとう商売だってことを融資実行前に金融機関の方が言ってあげて欲しいなあと思っている私です。

gq1023 at 07:08│
人間やりたいと思った仕事しかできない社員はさぼることしか考えてない