個人リスクという視点と賠償台湾の爆発事故

2015年06月29日

ギリシャの話しは日本にもきっと来る

87a51f35.jpgユーロの中央組織的な欧州中央銀行(以下ECB)ってのが、緊急理事会を開催してギリシャの銀行への供給を増やさないと決議した件ですが、これは過去2回に渡って供給を止めるかどうかの議論を経ての結果です。

ギリシャの銀行は経営が危ないとの情報が国民に流れ、すでに取り付け騒ぎになってましたが、それでもギリシャは欧州中央銀行が提案した金融引締め策を拒否したのです。

これ、とっくに手元資金がなくなってるギリシャの銀行は破綻です。だって、国民は現金を引き出しまくってるのに現金がなく、唯一の借り先である欧州中央銀行から「もう貸さない」って言われたわけですから、営業できるわけないでしょ。案の定、月曜日から営業停止になりました。

これ、対岸の火事じゃないんですよ。だって今の日本の景気は円安が支えてる。でもユーロが危ないとなると、円を買う動きが激しくなるでしょ。そうすると円高に振れる。結果的に輸出立国の日本は、急速に収益を下げるということになります。

さらに、ギリシャ政府は債務が返済できなくなる。20年前に発行したサムライ債ってのが7月に償還です。これ、ギリシャ政府が日本で円建てで募集した国債で、日本人が200億円分を買ってる。でも返せなくなります。デフォルト=債務不履行ですから、借金は返さないってこと。

当たり前ですが、とっくに債券価格は額面割れしてます。国債ってのは国が破綻したら返せなくなるわけですが、20年前のギリシャは非常に信頼の高い国だったので、大した利回りではないですが、日本国債より金利が良かったので売れたんですね。来年2月や8月償還の物もあるんで、被害は深刻です。

国際通貨基金(以下IMF)に返済できないのはまあいいじゃないですか。IMF危機って韓国にもありましたが、国際的枠組みで支援するわけですもん。でも、企業や個人が買った国債が償還できないってのは大事件です。確実にその国にインパクトを与える。

ブルームバーグの見解では、30日に返済期限となるIMF債務15億ユーロが返せないなら、国債も返せないだろうとしています。このうち3億ユーロは今月5日返済を「月末まで延ばして」と頼んで返済を遅らせたものだそうです。どう考えても破綻でしょ。

これ、昨年にはギリシャはECBからの提案を受け入れることになってたのですが、それによる公的サービスの打ち切りや緊縮財政に反対した国民が、緊縮財政反対を訴えた勢力を支援して1月末の選挙で圧勝しちゃったんです。調子いいこと言って政権交代ってどっかの国でもありましたよね。

それを国民は信じたのでしょうが、国ごと沈没しそうです。どちらにしても、IMFやECBから資金を借りないと国家が運営できない。ということは、IMFやECBの債務を返す前に日本で売った国債返しますなんて通らないでしょうから、日本には悪影響が出るでしょう。

リーマンショックで派遣社員が切られたじゃないですか。世界でおきることは確実に日本にもダメージを与える。今回は日本へのダメージが深刻で政権にも影響を及ぼすでしょう。もう少しその視点でメディアは報道するべきだと感じてます。

gq1023 at 05:08
個人リスクという視点と賠償台湾の爆発事故