榎戸育寛選手5位入賞戦後70年

2015年06月02日

空気を読む日本人

f7fbd776.gif日本人ってのはハイコンテキスト文化だと言われます。これはアメリカの文化人類学者のエドワード・ホール博士が唱えた説で、人と人のコミュニケーションスタイルの特徴をあらわしたものです。

ハイコンテキスト文化というのは「空気を読む」文化で、黙っていても分かるみたいな話しです。日本人が良く使う「みんな言ってる」とか「言わなくてもそれぐらい分かるだろ」ってのは、実際には誰にも分かりません。分かったようなフリして生きていくだけです。

だから結果的に意思の疎通が取れてないことがよく発生する。「お前に頼んだぞって言っただろ」みたいなね、「えーそこまで頼まれてたのー!?」ってなことになります。

愛を告白した相手に「お友達でいましょう」って言われたら、日本人はガッカリでしょ。でもローコンテキストの国だと大喜びされます。だって「つきあって」といって「友達ならいいですよ」って言ってるんだから、そりゃあ大喜び。

アラブ各国や南米の人々は比較的ハイコンテキストです。それに対してアメリカ人やヨーロッパ人はローコンテキストだから空気が読めない。言葉を額面どおりに受け止めます。「治安維持部隊の駐留を歓迎します」とか「アメリカ軍の言うとおりにします」なんてのを信じる。

でも、地域の誰もそんなこと思ってないんですよ。「文句行ったら拘束されて殺されるからウソついてんだよ分かんねーのかよバカ!」ってなもんです。

ただ、日本もどんどん欧米化していて、若者は「聞いてないっす」なんて言い訳をするようになりました。親が子供を怒るときに「何回言ったら分かるんだ!ダメって言ったらダメなんだよ!」じゃあ、子供に意思が伝わらなくなってきました。国内でそうなんだから海外ではもっとそう。

海外でビジネスするには、書類の経路であるドキュメントラインと、報告のラインであるレポートライン、さらに仕事のやりかたワークフロー、電話応対のマニュアルであるトークスクリプト、想定問答集のQ&Aマニュアルと、労働規約が明確にあります。

日本の会社でこれある会社あります?電話を受けた時のメモの取り方すら教えないでしょ。ゴミの捨て方すら文字化してないでしょ。シュレッダーのゴミがいっぱいになったら捨てる方法分からないなんて感じでしょ。そりゃあ世界から遅れを取るわけです。

日本人はハイコンテキスト文化ですから、日本人同士での教育法は「分かんないヤツを叱る」ってのが当たり前ですが、グローバル化している現代に対応した、世界の人々と渡り合うためのローコンテキスト対応ってのが、これからは重視されると思います。

分かった総理大臣?分かった閣僚?アホみたいに「ゴールデンウイークだから海外だー!」ってお出かけしてたんじゃないでしょうね。海外行って、外務省の職員と現地駐在員をテンテコ舞いにさせるんじゃ意味がない。自国文化を知ってから行きましょうね。

gq1023 at 08:09│
榎戸育寛選手5位入賞戦後70年