鈴鹿8耐参戦最低賃金の功罪

2015年05月02日

すしざんまい涙の会見

ff7d485b.jpgいやーひどい会見でしたねえ。契約不履行ですよね。泣いてごまかす問題じゃない。築地市場は新しく豊洲に移転するわけです。その目玉が大型観光施設だった。それをやるといっておいて、急にやらないと言い出すのはひどい話ですよ。

大和ハウスが2月に撤退を決めたのはなぜなの?ペイしないからでしょ。お台場の温浴施設「大江戸温泉物語」との競合が理由だとか言ってる。そんなこと言うなら、集客施設だってアクアシティやダイバーシティ東京やヴィーナスフォートと競合するわけでしょ。勝ち目がない。

東京都にクレームつけてたけど、お門違いも甚だしい。最初からリスクの高い開発に手を挙げたのに、儲からなさそうだと思った瞬間に逃げたって話しじゃないんですか?

まず市場自体に魅力がない。大半の中小零細は新市場に入りませんから廃業するわけです。市場は綺麗で清潔な大手中心の物流拠点になる。今のように地面にトロ箱置いてマグロ引きずったりしないようになるわけです。そりゃあ魅力激減ですよね。

そしてアクセスが悪い。輸送のトラックが周辺の幹線道路に路上駐車するわけです。そこに大量に人々が押し寄せて来る。電車はゆりかもめしかない。新しく開通する豊洲大橋を越えると糞詰まりみたいに道路がなる。人気となれば大渋滞確実です。

デベロッパー視点で言えば周辺に魅力ある商業施設ありすぎなんですよ。東京レジャーランドもあるしららぽーと豊洲もある。東京を代表する何かがないと、人を引き付けられないのは明白ですよね。

お魚をテーマにしたスペースでは、巨大いけすの展示物を食べると言う「命を食することを体感する新しいゾーンです」なんて打ち出しが必要でしょ。「飲食フロアは生・焼く・煮る・蒸すを切り口に新和風文化の創造を目指します」なんて感じね。

干物ミュージアムってのを設置して、朝市場で購入したお魚をミュージアムでひらいて乾燥台に乗せておくと、3時間後に干物になってるスペースを開発。お客様が依頼した干物がずらりと並ぶ乾燥室は外から眺められるようになっていて、それが美術館のような雰囲気をかもし出すわけです。

日本の食をつかさどる「塩」「味噌」「醤油」をテーマにした「うまみパーク」には、築地市場と言う流通拠点を活かした日本中の希少な塩・醤油・味噌が集い、他では味わえない繊細な味を実現するための調味料を手に入れることが可能です。とかね。

なんか釈然としないのですが、日本の食のテーマパークレベルまで引き上げた展開を考えて欲しかったなあ。すしざんまいさんならできたと思いますけどねえ。こういうのはプランニング段階でのブレーンが重要だなーと感じた次第です。

gq1023 at 04:54│Comments(0)

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