ガソリン10リットルでマンホールが何十個もぶっ飛ぶかいな全日本ロードレース選手権終了

2014年11月03日

高杉奈緒子選手の2014年終了(原文全体に変更しました)

今年は新車を投入して、全日本ロードレース選手権に挑みましたが、結果的にランキングも各レースの結果も目新しい所はありませんでした。年間ランキングを争うレースをやってる立場としては、つらい結果です。昨年よりも飛躍的に順位を上げることを目標にしていただけに、かなり厳しい結果と言えます。

亀谷長純選手や小林龍太選手が引退を決意しなければならない環境の中ですし、秋吉耕佑選手ですらレースに出られない時代なんで、結果のないライダー支援は大変です。結果のある若いライダーから「もう来年走れないんです。助けてください」 なんて言われると、心が痛みます。

彼女の今年はフランスから声がかかり、全日本ロードレースを欠場してボルドール24時間レースではじまりました。フランスの件は、うちとは別の話です。スズキでミシュランですからね。鈴鹿8耐も熊本のチームから声がかかり、うちが参戦表明するより早くから、参戦が決まってました。こちらのメーカーはイタリア。国産メーカーは、いろいろ気にさわるかもしれませんが、日本では最高クラスに幸せなライダーです。

ライダーが受ける支援と言うのは、本来若くて実力や未来のあるライダーが受けるべきもので、年齢的にも経験的にもベテランのライダーは、支援と言うより過去の実績に対して、その後も継続的な応援を受けるってのが一般的です。それでも昨今は支援を打ち切られ、引退を余儀なくされる有名ライダーが多数出ています。そういう時代です。

今年彼女は8耐で大ケガしたんですが、全日本ロードレース選手権を支援する我々からすれば、イベントレースに出るリスクは本人が背負ってる訳で、ケガから無理に復帰したことは、一切評価につながってません。イベントレースでケガするライダーとの印象を与えただけです。体の心配はしてますよ。それとこれとは別の話しです。

来年は、弊社ヒポポタマスやモトバムさんとの関係をどうするかを考えないとです。もう、数年間で1千万円じゃきかないお金が消えてますしね。支援しただけの広告効果がなければ、バイク好きの経営者が趣味に会社の金を流用してるとしか思われませんからね。そんなの贈与だし散財です。それはダメ!

全日本ロードレース選手権自体の価値が低下してる中、サポートメーカーも減少しています。今ではツナギを無料で作ってもらえるライダーは4クラスの中で数名でしょう。全日本ロードレース選手権の中で使われてるからといって、全国で物が売れる時代じゃないですから。

来年はピット取れないかもって言われてます。当たり前です。だってテントピットで上位の結果残してる人が山ほどいますもん。結果が出てませんからね。時代が結果を求めているのに、結果が出なかったチームの深刻な悩みです。

さすがに年間ランキングが1桁にならないと、ピットくださいなんてお話しにならないってのが現実でしょうし、体も治さないといけないし、本業はOLな訳ですから、趣味のレースで大怪我して、仕事を長期間休んで会社に迷惑をかけるのもダメでしょう。そもそも、女性として子供をつくって幸せな家庭を築くって事も真剣に考えないといけない年齢です。

各所から「彼を乗せられないか?」とか「この選手をサポートできないか?」といった話しが持ち込まれています。みんなランキング上位や実績あるライダー達です。日本のレース業界は、ひたすら縮小を続けてますから、来年は様々なサポートが打ち切られ、みんな必死に生き残りを画策してるのでしょう。

シュリンクする業界の中で、彼女を支援するにも、参戦企画書が提示され、具体的なメディア露出効果を検討しての広告出稿である必要があります。公正明大に広告宣伝費だと言い切れる明確な理由を用意し、税務署や自社の社員から疑われないようにするのは経営者の責務です。

いろいろ来年へ向けて考えることだらけですが、もう2014年は終わってしまったことなので、2015年のことをしっかり考えたいと思います。

gq1023 at 21:27│ バイクレース(含む8耐) 
ガソリン10リットルでマンホールが何十個もぶっ飛ぶかいな全日本ロードレース選手権終了