ＨＩＰＰＯ大野の雑記帳

海外から来たお相撲さんが、横綱になるのに何年かかりました？海外選手が柔道で金メダル取るまでどれだけかかりました？同じように、日本人がサッカーを文化をして理解するには時間がかかります。

おそらく日本代表の各選手も、まだスポーツだという人がいることでしょう。同時に、サッカーを文化とする国があり、そういう国は強いってことを感じている人もいることでしょう。スポーツなんだけど文化なんですね。

最初にJリーグが出来る時、「サッカーが50年後に日本の文化に根差してるかもしれない」と言った事を記憶してる方が今も多くいます。シドニーオリンピックの時に、サッカー日本代表戦のチケットを贈った友人がいたのですが、その時も「サッカーが文化になるための一戦だ」と言いました。

まだ、スポーツなんですね。だから勝敗で見る。そして負けると選手やスタッフのせいにする。負けた時に「これは我々みんながダメなんだ」とならない。まだまだ文化じゃないってことなんだと思うのです。

長友とか本田って86年生まれっすよ、香川なんて89年生まれ。そんな若者が、全くしらない土地にまで行って、サッカーって文化を体で勉強して、日本に伝えてくれてる。今回の代表メンバーなんて半数は90年代生まれなんだから。

そんな、年端の行かない若者に、容赦なくクレーム付ける関係者もいるけれど、それも含めサッカーに対する文化レベルの低さなんだと思います。

2014FIFAワールドカップブラジル大会で日本が負けたら試合を観ないって言ってて、日本にサッカー文化が根差しますかねえ。より高いレベルの試合を、どんどん日本人が見る事で、そのレベルが上がるんじゃないでしょうか？

今年の予選リーグでは、相手チームは見事なまでに各チームとも主力級を温存していました。しかし全然歯が立たなかった。主力が数人出てきたらすぐ失点。日本がそのレベルのサッカー文化度なのかも知れません。

今回ヨーロッパ勢は半分が予選リーグで敗退しました。でもそれらの各国でもテレビ視聴率はさほど落ちないそうです。そう、自国が敗退しても観てるんですよ。そういう意味では、もっと高い所を目指すためには、選手やスタッフだけじゃなく、日本人全体のサッカー文化度を高めないといけないなあと強く感じてます。

まあ、F1とかMotoGPとかメジャーリーグとか、全部そうですけどね。「今日のイチロー」だけ見せられても、オールスターの選手1人すら知らないわけだから、まあ文化レベル低いわなあって感じですよね。こんなの書いてる自分もそうです。よし、ちゃんと見るぞー！