ＨＩＰＰＯ大野の雑記帳

今回の首脳会談はG8からロシアを抜いてG7で行われました。いやー、しょぼいっすね。もともと中国が入ってないからG8自体に迫力がないのに、ロシア抜いたらひどい有様です。

アメリカ(人口3億1千万人)・日本(人口1億3千万人)・ドイツ(人口8千万人)・フランス(人口6千万人)・イギリス(人口6千万人)・イタリア(人口6千万人)・カナダ(人口3千万人)ですよ。小さいですよねえ。

ロシアが1億5千万人、中国は13億人、インドも12億人、こんなの外れてたら首脳会談じゃないと思うんですが、変ですかねえ？

アメリカに隣接してるメキシコって人口1億人で自由貿易なんですよ。ワールドカップサッカーやって、そのあとオリンピックも控えてるブラジルは人口2億人。アジアのインドネシアなんて2億4千万人もいる。フィリピンも1億人でしょ。

ウクライナ問題に対してのメッセージなんてロシアに全く発信できなかったでしょ。だってヨーロッパの各国はプーチン氏に会いに来たんだもん。アメリカがギャーギャー言うから顔を立ててロシアを除外しただけでしょ。でも、オバマ氏なんて人気も信望も消えうせてるから、誰も話したがらない。オバマに「会いたい」って言うのは日本ぐらいですよ。

対ロシア制裁発動後にG7各国首脳で始めて会話したのは、イギリスのキャメロン氏。G7終了直後にプーチン氏がシャルルドゴール空港入りして空港で会談開始。そのままパリ市内に入ってフランスのオランド氏と会談。その後、ドイツのメルケル氏とも会談して、日本はサミット直前に側近のセルゲイ・ナルイシキン氏と秋のプーチン氏来日の調整をしてます。対ロシア制裁自体がムダ。

ロシアの件で孤立したのはアメリカなんじゃないかと思うのですが、違いますかねえ？どんなに親米の日本でも「北方領土返還交渉を開始します」って発言がプーチン氏からあったら、ドーンと寝返りますよ。そんなもんです。

ノルマンディー上陸作戦70周年記念式典会場で、オバマ氏とプーチン氏が同席したのに、結局首脳会談は行われませんでした。プーチン氏はロシアの圧倒的トップであり、オバマ氏は超不人気の任期末期の選挙という人気投票で選ばれたただの大統領。

まあ、オバマ氏が「いろいろ言ってゴメン。お話しさせてください」って言わない限り、この対立軸は「世界からアメリカが孤立」って方向にしか向かわないだろうと思ってます。