ストイックなチームですなあ全日本ロードレース第3戦 J-GP3クラス振り返り

2014年05月26日

全日本ロードレース第3戦 J-GP2クラス振り返り

90155b7d.jpg昨日のレース、結論から言うと大木崇行選手は9位フィニッシュでした。

予選では、周囲が1分54秒前後でポールポジションの攻防と思われていましたが、MuSASHi RTハルクプロの浦本選手が52秒台に入れ、エスパルスドリームレーシングの生形選手も53秒台。そこにモリワキの高橋裕紀選手が1分52秒182という、51秒台目前のタイムを出してきました。

最終的には、モトバムの大木選手、WILL-RAISE&RS-Iの井筒選手、テルル&EM★KoharaRTの渡辺選手が53秒台を出し、ここまでのトップ6がコースレコードで、大木選手は予選2列目外側の4位スタートという、絶好のポジションをゲットしました。

決勝朝のウォームアップ走行は15分。セッティングを3種類試すため、限られた時間の中で2回のピットインをはさみ、タイヤ交換もして確認をしました。

そして迎えた決勝。まずスタートでトップ集団についていけるかが勝負でしたが、なんと痛恨のスタートミス。気持ちが前に出すぎました。よくあるウイリーしてしまい、気持ちが前に行ってるのでアクセルが戻せず、何度も浮いたり沈んだりのスタート。気が付けば10位以降の集団に入っていました。

ここから12位争いに手間取り、さらに9位争いを抜け出すまでに6周を必要としました。18周のレースで1/3を後方で費やしてしまい、前の7位争いに加わるだけでも、300mほど離されていました。

ストレートの伸びは速い。S字も伸びる。ライダーも乗れてるという状態で、その300mというストレートの端から端までぐらいの距離を縮めるのに約10周。残り2周の所で気合の走りを見せ、5コーナーで無理やり7位争いに追いつきました。目の前にいる2台は、NTSのオリジナルフレームを積むNTST.ProProject小山知良選手と岩田悟選手。強敵です。

しかし、予選タイムで上回っている大木は、90度からセカンドアンダーで接近を試み、ストレートエンドで最終ラップに入る際にスリップに入ろうとしますが距離があり失敗。S字でグイっと詰め、一気にV字コーナーで外側から2台まとめて抜きにかかりました。

しかーし、そんな所に走行ラインなんてないのです。「あー飛んで行っちゃったー!」って状況になりました。コーナーを真っ直ぐに行っちゃったのです。若いライダーならあきらめてそこで終わっていたでしょう。万時窮す。

V字の手前のS字区間は上りですが、V字で少し平坦になり、その先がまたヘアピンにかけて結構な上り。V字コーナーの奥は、少し上り傾斜がついています。なんと、そのカントをバンクのようにして戻って来ました。さすが走り慣れたコースは違う。

もうフルバンクでリアサスがコースの中でも一番動く場所ですから、何か急な動作をしたらアウトでした。そーっとリアブレーキ。バイクはコーナーの外側をなぞるように曲がって行きました。あわてなければ大丈夫。なぜならV字って安全地帯のグラベル広いんです。

大木選手って、鈴鹿のヘアピンでも同じような走りしたことがあったんですよ。あそこも狭く見えて奥が深い。下って上るように見えるけど、実際は下がってなくて路面に傾斜がついててその先が上り。奥も広いグラベルで危険の少ないコーナー。思い出しました。

結果は9位。スタートの失敗さえなければもっと上だったでしょうが、バイクとライダーのポテンシャルは分かりました。Moto2マシンだらけのJ-GP2クラスにおいて、4台のTSR2より前で、NTSのNH6とも戦えそうです。とても収穫の多いレースでした。

中村豊選手も、ずーっとテルル&EM★KoharaRTの野田弘樹選手の後ろについてました。TSR2の挙動がよーく分かったことでしょう。抜けなかったのか、抜かなかったのかは分かりませんが、フルディスタンス走ったことで得られた収穫は大きいと思います。

MuSASHi RTハルクプロの浦本選手は残念・・・。でもMoto2マシンのモリワキMD600を擁する世界GPライダー高橋裕紀選手と互角の戦い。それもCBR600RRベースのフレームですよ。ノーマルフレームで、あの走りは凄かったです。次回への興味ポイント!

ちなみに、モトバムの2台もノーマルフレームです。ご声援ありがとうございました。明日から今週はテストで、週明けの6月5日には鈴鹿8時間耐久レースの公開合同テストになります。

gq1023 at 06:32│ バイクレース(含む8耐) 
ストイックなチームですなあ全日本ロードレース第3戦 J-GP3クラス振り返り