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2014年05月24日

子離れと親バカ

昨日、品川区PTAの公式行事があって、そこで区議会議長の石田先生がご挨拶されてたんですが、非常に言葉が整理されていて、現状の課題がクリアになりましたので、ちょっと書きます。

今、報道等を見ても同じなのですが、よく「PTA活動をやらされる」って表現が出て来ます。毎日の生活で大変なのに、基本的に、小学校に入ったからといってPTA活動やらされる親は大変だって論調です。私のこの意見に、ものすごく違和感を持ってました。

だったら、公立小学校に行かせるなよ。施設負担金とか毎年何十万も払って、さらに山ほど親が出なきゃいけないイベント満載の私立に行けよって思ってました。

そしたら石田先生は、「今の親御さん達は、子離れできてないというか、子供と共に社会と関わるってことが上手くできなくなっているように感じます」とおっしゃったのです。素晴らしい言葉だと感じました。その通り!

子離れできてないから、自分の子供を通じて感じた個人の意見が出てくる。子供を通じて社会を見るのではなく、子供に影響されて自分の意見を社会に対して出しちゃう。モンスターペアレントですね。言われてる側は「変な人」とみんな思ってるんだけど、自分は社会に迎合できてないから「正しい」と思って間違った行動にまい進する。

「登下校時は、通学路で子供の通学を見守りましょう」って言っても行動しない。「登校時は当番制で毎日5人のPTAに交差点に立ってもらいます」って言うと、「そんな大変なこと強制するんですか」って言われる。だったら「保護者同伴じゃなきゃ通学を認めません」ってやりますか?あり得ないでしょ。

本来は、子供を育てると言う過程を通じて、社会人として社会の一員になっていくのですよ。幼稚園までは個なんだけど、小学校に入ったらPTAという組織活動を通じて、「子供たちのために」「みんなのために」というボランティア精神を自身の中に構築していくんですね。

もっとメディアで言って欲しいなあ。新入社員とかも、個人の話しばっかりなんだよなあ。社会人って就職することじゃないんですよ。社会を構成する一員になるってことなんですよ。

会社に入ってもその当たり前の意識がないから、子供ができても全然社会人という意識が芽生えない。個人主義とか言って90年代から20年以上もこんな時代を続けて来ちゃった。なにが個人主義だよ、社会に迎合できない変人じゃねーか。

この挨拶の最後で、石田先生は「親バカになりますが、私の娘が女子野球のワールドカップにおいて、日本代表に選ばれました。品川区で生まれ育った娘ですでの、みなさまのご声援いただければ幸いです。」という話しで締めたんです。

子離れして社会人の一人として奉仕活動をしっかりやる。だけど子を持つ親として、自分の子供を徹底してかわいがる親バカもやるってのが、世の親の正しい姿だってことを、ちゃんとメディアが社会に広めて欲しいと思います。

gq1023 at 06:49│Comments(0)

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