出版社が危ない昨日のニコニコ超会議

2014年04月27日

韓国で発生したフェリー事故

20年以上も前に発生した事故なんですが、西海フェリー事故ってのがあります。あの時もヒドイ対応が話題になりました。

この時、船は港で悪天候の回復を待っていました。しかし出航遅れに怒った乗客たちが「早く出せ」と大騒ぎして、結果的に出航を決意します。10m以上の強風で、波も3mほどあったといいますから大シケです。

資料によると「定員221名の船に乗っていたのは362人」だそうですから、約6割も多い。航海士が乗っておらず、甲板長と船長が操船していて、船の係員は2名のみ。転覆後も救命ボートは1隻しか使われなかったそうです。死者行方不明者は292人。大事故です。

YouTubeに大しけの中のフェリーって映像がありましたが、まあこんな感じでしょう。こんなもん、横波を受けたら1発アウトです。もう正面から受けていくしかない。しかし西海フェリーは進路変更を試みました。そして転覆です。

船にとって過積載が危険ってのは当たり前なんですが、なんで韓国は守らないのでしょう?今回の事故でも、3階と4階用に船の最後尾に設置されていた避難ボートが撤去され、そこに客室が増設されたと言われてます。

船が横倒しになったら動けないですよ。部屋の壁が天井になったら、どうやって出ます?大部屋の備え付け備品ってハンガー・枕・毛布ぐらいでしょ。そんなんじゃドアまでたどり着けない。

しかも壁の強度って床ほど強くないから、何十人も一緒に乗ったら壁が壊れちゃう。10人乗ってる壁が壊れて抜けたとしたら、その壁の下にいる人々の上に平均体重60kgとして600kgの壁が落ちることになります。下にいる人は無事ではいられない。

船が沈没するとき、ものすごい勢いで空気が押し出されます。浮き輪の栓を抜いて水に沈めたら、一気に空気が抜けるでしょ。ほぼ真空にまでなる。今回も西海フェリー事の時も地獄絵図です。だって元気なまま窒息ですもん。心が痛む。

西海フェリーの時に出てきた過積載の問題が今も解決してなくて、今回の事故がおきたとしたら、国を挙げて解決してもらわないと、観光客激減すると思います。

gq1023 at 07:13│Comments(0)

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