人件費リスク韓国の旅客船沈没事故

2014年04月16日

週休2日制と定年65歳制の普及

週休2日制が普及しはじめたのが1990年前後。89年に銀行が土曜日休業となり、92年に国家公務員に週休2日制が導入され、なぜか一般に普及しましたが、別に週休二日制が労働基準法で定められてるわけでもないですから、週休は1日で問題ありません。

ただし、労働基準法で週の勤務時間が40時間と定められているので、6で割ると7時間は働かせられない。5で割って8時間勤務にしたほうが効率的ってことなんだと思います。9時始業の17時終業なら拘束8時間。昼食で1時間休憩を入れ、午後に15分休憩をはさめば、実働6時間45分で、週休1日なら40時間30分、週休2日なら33時間45分の労働となります。

定年は、多くの大企業で55歳だったのが、同じ時期に60歳に引き上げられました。そして2012年8月には「改正高年齢者雇用安定法」が成立。定年を迎えた社員でも、希望する社員全員を65歳まで働かせなければいけなくなりました。

結果的に言うと、若い世代は週休2日を当たり前の労働者の権利と考えるようになり、高齢者は65歳まで働けて当然と考えるようになりました。これって、国力の向上でしょうか?

15時入りで17時半オープンの居酒屋。閉店時間は24時で片づけが終わると25時、拘束は1日10時間におよびます。これを労働基準法に当てはめると週休3日になる。法律が実情に則してないのは明らかです。飲食店なんて週休1日の1日12時間労働は当たり前ですよ。

私がいつも言ってるのは、この実情に即してない法律を変えて欲しいという事なんです。守ってる大企業は、当然のように若年者層は非正規雇用が増加するんです。だって、採用時は55歳で辞めてるはずの人員が65歳まで働くんですから、若い人の採用を抑えるでしょ。

労働条件と賃金って、自由競争があってはじめて意味があると思います。銀行のATMの前に「案内係」の腕章をつけて突っ立ってる高齢者を見るたびに、「こんなみじめな労働を60歳以上に強制するのが正しいのか?」と思っちゃいます。

必要とされない労働現場に高齢者を配置し、働きたい若者に権利の主張と休みだけを与える法制度。これが問題視されてない現状を問題視してしまう私です。

gq1023 at 06:24│
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