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2014年02月10日

公立小学校にレベルの差なんてない

ccfad109.jpg親として、子供の自慢をするわけじゃありません。偶然自分の身の周りにおこった、品川区立後地小学校での現実です。

息子が小学4年生の終わりに、クラスが学級崩壊と聞かされました。担任は若い男性教師。学校全体の学力も低い。まさにヤバイ状態でした。5年生で担任になったのは女性のベテラン教師。人生初の授業参観(学校公開という)で、衝撃の光景を目にします。

授業がはじまっても座らない子供が何人も。一部は廊下をウロウロ。授業中にひたすら後ろを向いて大きな声で話すヤツもいる。指摘はするが厳しい注意をしない教師。今は教室の外で立たせる事も、グランド10周走らせる事も体罰らしい。

でも教室には何人も保護者がいるんです。誰も何も言わない。一瞬で全てを察知しました。教師も保護者も子供達をみんなで一緒に育ててない。廊下にいる子供達に「てめーらふざけんな」といって教室に引きずり戻し、後ろ向いてるヤツの机を蹴って「前見ろバカ!」といったら、一瞬で全員が前向いて座る。簡単な話しです。

聞くと女性教師は自分を親としても教師としても立派だと言う。だから放課後に子供達を集めて話しを聞いた。そしてよく分かった。理由は山ほどあるけど、子供達は全部合わせて「担任はバカ」と判断していたんです。これじゃあダメ。

それから、クラスの授業の3分の1を副校長先生が受け持つようになります。うちの子が英検で準二級を取ると、英語に興味を持つ子供達が激増。私自身もスラング英語をいっぱい教えました。子供はすごいですよ。興味を持つと一気に吸収しちゃう。

6年生になる時、担任が子供達の名を決して呼び捨てにしない若い男性教師に変わりました。校長先生が学校の入り口で背筋を伸ばして「おはようございます」と大きな声をかける方に変わりました。もうクラス激変です。

後地小学校には、6年生は1年生の面倒を見ると言う古くからの伝統があります。これを校長先生と担任が褒め称えるんですよ。ほめられた子供達は朝からイキイキとしはじめます。

うちの子は、なぜか受験すると言い出した。塾にも行きたいと言う。地域が強いエリアなので、卒業生の大学生が次々と勉強を教えにも来てくれる。クラスに受験と言う新しい考えが芽生えると、自発的な学びの空気が広がり、学年成績は急激に上昇しました。

これらの経験で感じた事は、公立小学校にレベルの差なんてない。「あそこの学校がいい」なんて言うのは都市伝説です。私自身は子供と一緒に受験勉強なんてやったことないけど、自発的に学び始めた子供達の学力は勝手に伸びました。

公立小学校で6年間継続した教育ってのは、相当なレベルで地域や保護者が学校に関わらないと無理です。今は共働きが7割ですから、要するにそんな学校はどこにもないってこと。今の評価は一瞬のものでしかなく、「あの学校はいいらしい」なんて保育園や幼稚園での噂話は、単なる都市伝説の可能性もあります。

来年は、地域の新入生の約半数が、越境してまで他の小学校に通うそうです。子供達にとって、一番近い小学校へ行かせてあげるのがいいんじゃないっすかねえ。都市伝説に惑わされて、6年間も子供を我慢させるのは、とても可愛そうだと感じてます。

gq1023 at 08:05│Comments(0)

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