「安い」は消費者が決める事金なんて回ってるわけがない

2014年01月18日

国内メーカーの国産じゃないバイクが売れている

1c049dd0.jpg報道によると、今年ホンダは国内だけで20種類ものバイクを発売するそうです。原付もベトナム製のDUNKを発売予定。実に12年ぶりの50ccクラスへの新車投入となります。

しかし、日本自動車工業会のデータで二輪メーカー各社の2013年1月〜11月生産統計を見ると、ヤマハは157,169台で対前年で102.0%、スズキは157,658台で対前年117.2%と100%超えしているのに対し、カワサキは62,457台で88.5%、ホンダは126,572台で67.6%になってます。つまり、ホンダの国内生産が激減しているのです。

じつはバイクって売れてます。売れてないのは50cc以下の原付一種だけ。それ以外の販売台数で見れば、対前年115%ほどで推移しているのです。だけど各メーカーの生産台数で115%を超えてるのはスズキだけ。そう、生産が海外に出て行っているのですよ。

これがまさに空洞化。経済産業省の通商白書2012にも書かれていますが、製造業の生産海外移転は、どんなシンクタンクの予想よりも早い速度で推移しています。この速度で下請けが消えていると考えると、ものすごい事がお分かりになることでしょう。

これ、単純に人件費が高いだけじゃないんです。土地が高い上に、取得すると簡単には手放せない。雇用リスクも高く、先日政府方針としてパートと社員の給与を、同一労働なら原則同額とする旨が発表されてました。むちゃくちゃです。

本田技研労働組合の春季労使交渉方針を報道で見ると、賃金改善の要求水準(まあベアです)について「月例賃金の約1%にあたる月3500円とする方針」と出てます。つまり平均賃金は35万円。こんなのパートに当てはめられたら、製造業なんてやっていけませんよ。

こういう小さな所から見ても危険度満載の日本経済。かくいう自分は、プレステ3もユニクロの服もアシックスの靴も全部アジア各国製。ホンダの原付TODAYも中国製で、同じくホンダのCBR250Rはタイ製です。マスコミ各社も「成人式が荒れている」とか「総理の靖国参拝」なんて報道の前にもっと危機感をあおらないと、国が滅びるんじゃないかと感じてます。

gq1023 at 09:08│
「安い」は消費者が決める事金なんて回ってるわけがない