人件費が一番高い国内メーカーの国産じゃないバイクが売れている

2014年01月17日

「安い」は消費者が決める事

982f6808.jpg今日の日経新聞に、インドの大手自動車メーカー「タタ」の超低価格車「ナノ」の話題が出てます。内容としては超不人気で売れず、装備を充実させた新しいモデルを発売するというものです。

これを見て思ったのですが、やっぱりどんな国でも「安い」を売り物にしたものは売れないのです。消費者は安物を買っている人と思われたくないことを確信しました。

タタのナノって最安値の仕様だと25万円ほどです。だけど売れない。キーレスエントリーやオーディオを装備した高級仕様を投入したのですが、これだと40万円を超えます。40万円あれば、質のいい中古なども買えるので、無理してタタの新車を買う必要性がないのです。

2009年7月にデビューして丸4年で販売された台数が約25万台。月に10万台以上売ると言ってデビューしましたから、かなり厳しい状況です。最近では500台程度しか売れない月も出てきました。

これ、マクドナルドの80円バーガーもそうでしたが、安いって宣言して登場した物は売れないんです。だって売り文句が安いですからね。そんな品質に対する言及の前に価格訴求してる物なんて、誰が買いますか?

牛丼の吉野家は創業時「うまい、早い」がキャッチフレーズだったそうです。でも2000年代に「うまい、安い、早い」が売り文句になりました。そして売れなくなった。そこで切り出したフレーズが「うまい、うまい、うまい」です。

当たり前ですよ。何においても同じですが、打ち出すべき最初のアピールポイントは品質。価格は訴求する必要ないのです。価格に自信があれば、ひっそりと書くだけでインパクト十分です。飲食店で「早い」なんて、イコール「落ち着かない」ですからね。おかしいに決まってる。

まあ、ナノの場合はリアのハッチがないので、大きな荷物が乗らないんです。理由はリアエンジンとコスト。さらにホイールのナットが1輪に3本しかないから、1本脱落すると深刻な危険に陥る可能性がある。納車作業中に全焼した事例も報告されてます。安い=危険になっちゃったんですね。

どんな物を考える時もそうですが、とにかく「安い」は消費者が決める事って大原則を忘れちゃいけませんね。

gq1023 at 06:54│
人件費が一番高い国内メーカーの国産じゃないバイクが売れている