自分の弱さ専門家とか知識人は説明がヘタクソなんだよ!

2013年10月01日

高速道路上にかかる橋の3/4が点検されてるって!?

毎日新聞の記事「高速道:架道橋1183本、点検不備 635本は放置状態」によると、会計検査院が、高速道路会社に、高速道路をまたぐ高架橋のうち、1/4が放置状態になっているとの指摘をしたとされています。

いや、そんなに沢山の橋が点検されてるわけがない。だって、地方自治体の橋って、一般的には約9割が放置状態なわけで、高速道路上にかかっている橋だけが、劇的に高い水準で点検されるはずがないのです。

国から地方には整備や点検の予算は支払われるのですが、地方ってのはそれを勝手に別の事に使っちゃうんです。まあ地方議員ってのは地元が大切ですから、地方議員の好きに使われることになる。結果として橋やトンネルの点検なんておこなわれなくなります。

何がすごいって、地方自治体で道路整備課とか土木部とかの点検要員って、大半がずぶの素人なんです。普通の人事異動で担当が決まる。それが道路パトロールカーなんかで走って目視で点検するだけです。外注に出さず、その点検だけの自治体も沢山ある。そんなの点検じゃなくドライブです。

国土交通省の資料によると、平成19年9月には90%の自治体で橋の点検をやってなかったのが、平成25年4月には98%が点検したとなってます。しかし、同じ資料の中で「町の約5割、村の約7割で橋梁保全業務に携わっている土木技術者数が0人」との平成24年7月調査のアンケートにも出ています。土木技術者数が0人で点検したってわけですよ。怖ーい!

絶対手が届かない場所を目視で点検って信じられます?本来はパチンコ球みたいなのが棒の先についたヤツでカンカン叩いて点検するんですよ。それを目視って、あり得ないでしょ。子供が見てもボロボロに錆びてる歩道橋が「異常なし」ってどういうことですか?

昨今、JR北海道や四国の鉄道マンの誇りに欠けた整備状態が取り立たされてますが、地方自治体の道路担当に道路マンとしての誇りなんてコレっぽっちもありません。そんな道路を毎日愛用させていただいてる私です。会計検査院もデタラメな発表やってんじゃねーよ!

gq1023 at 07:18│Comments(0)

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