小学校のPTA会長とレースとお祭り後進的な日本刑事司法はアフリカでも有名だった!?

2013年06月17日

HRC、モトバム、鈴鹿8耐

784909c6.jpg写真は2008年ホンダワークスチームで、マシンはHONDA CBR1000RRWです。これ以外に、HONDA CBR1000RRKってのがありまして、うちのはHONDA CBR1000RR KITです。文字で見るとちょっとの違いです。全部ホンダさんの子会社で、ホンダレーシング(通称HRC)って所が関与します。

RRWの「W」はたぶん「世界」って意味です。RRKのKはたぶん「KIT」って意味です。ただし、どちらもメーカーというかHRCが提供します。RRWってのは世界最高峰の技術とお金が投入されてます。RRKはその次のレベルという感じでしょうか?

RRWやRRKは、HRCの汗と涙とお金の結晶です。究極のレベルを目指して開発され、次々と改良部品が投入され、ライダーもメカニックも、その変化を常に自分のものにして行くことが求められます。給料をもらって働く人々が、何十人も専従で働いて作り上げる車体ですから、コスト度外視の世界です。

私たちの使うKITというのは、HRCが市販(パーツリスト&価格表)しているキットを指します。これも全部買うと大変なお金になっちゃうので、私たちは一部を自作したり既存の部品をネジ曲げたりして車体を組み上げます。見た目は一生懸命RRWに似せて造りますが、まあ、中身は前述の車体とは全く別物です。

そんなもん、毎週新しい部品投入されて、それが毎回何百万円もして、その組み込み方法が次々と変化したら、そのへんのレース好きには対応できません。

だから、パワーは出るけど安全で、結構使ってもコース上でエンジンブローしてオイル撒き散らして他のバイクをどんどん巻き添えに転倒させちゃうような事にならない信頼できるパーツが不可欠です。それを、HRCが究極の開発と同時並行で、汎用性あるパーツとして開発してくれます。

私たちがレースをお願いしているモトバムさんは、HRCサービスショップという、レース部品の販売代理店です。私たちは、そのパーツを使ってみて、そこで問題や質問があればHRCにフィードバックします。それは即座に次のHRCパーツへと反映されます。

HRCサービスショップの中で、ロードレースにCBR1000RR・CBR600RR・NSF250・CBR250Rを全部市販キットだけで走らせてるお店って、ほとんどありません。走らせてるから分かる貴重なノウハウがいっぱいあります。なにせ店長一人でレース運営とお客様ケアしてますから、ライダー1人に手伝い1人といった、しょぼい体制でレースをやるためのノウハウの宝庫です。

ガソリンの給油口は、給油時以外にガソリンが漏れないようにするロック機構が必要なんですが、RRWとかRRKに付いてる給油口は、給油ポンプを差し込むと、自動的に給油口のロックが外れる形になってます。

私たちの給油口は、上から押せばいつでも給油口が開いて給油できるようになっていて、漏れないようにする仕組みは、ロック機構つきのフタです。この給油口だけで、噂レベルでは150万円 vs 30万円って感じです。

すっごいチームは、すぐ給油できますが、私たちはロックを外してフタを開けます。2秒は違います。7回のピットインで14秒。ストレート1本分ぐらい変わっちゃうのですが、そんな感じが積み重なって、ものすごい差になります。

しかも私たちのピットクルーは全員自腹で現地集合です。もちろん無給です。そして現地解散です。すっごいチームは毎日給料もらって練習してます。そこと戦うのです。「なんだよそれ絶対無理じゃん」って感じですが、やるのです。

なんでやってるのかは分かりませんがやるのです。「フェラーリ買えるんじゃないの?」って聞かれますが、中古のフロントエンジンフェラーリのマラネロぐらいなら買えるでしょう。でもあっちは2人乗れちゃうフェラーリじゃないですか。

こっちは2人のライダーが交代交代で乗る、1人乗りのホンダですよ。そんなもん価値が違う。全くもって何のこっちゃです。無駄遣いと言われれば、おっしゃる通りです。

間違ってはいけないのは、8時間走り切っても、スタートした所に戻ってきます。三重県の山の中をぐるぐる回るだけです。これが感動するんですよ。晴れたり雨降ったり壊れたりケガしたりします。そして最後はみんなで泣く。それが8耐です。

gq1023 at 00:10│Comments(0)

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