モトバム池澤さん命日富山にて

2013年06月10日

人は学ぶのであって教えてもらうのではない

私がコンサル時に留意するのは、私が企業を指導するのではなく、経営者側に気づきを与えるようにすることです。私の言ったとおりにすれば成功しますよではなく、あなたには成功する素質があるって思わせていく。

最終的に「あの人のおかげで成功した」って思わせるのは失敗なんですね。「全部自分のおかげで成功した」って思わせることが、経営者指導の鉄則です。対外的には「取引先とスタッフのおかげで今がある」って言いつつも、本音では「オレのおかげだ!」って思わせる。

自信のない経営者に、人はついて行かないのです。自信のある経営者にしか、人はついて行かない。人と仕事は一体化してますから、自信のある経営者にしか、仕事もついて行かないのです。

それには、コンサル先に「こいつのいい所を全部奪ってやる!」って気持ちにさせることが大切です。「指導していただく」なんて姿勢では学べません。結婚式で「お祝い2万円払ったんだから、2万円分は飲むぞー!」ってのと同じです。

何度行っても「財務諸表の」とか言わなきゃいけない会社もあるのですが、こんなの気にする必要ありません。商売人に必要なのは「勘」と「自信」と「判断」です。勘違いして間違った自信の下で突っ走っても、正確な判断ができれば大赤字にはなりません。

学校の勉強もそうで、学ぶ姿勢が大切。教わるって姿勢の人には、教えるって人がいるので結局ダメです。学ぶって姿勢の人の所には、学び取るって姿勢がなければ教えないって人がいるのです。

なんでもそうです。それはその人の全身から満ち溢れてます。新人が来て、その新人が「トイレットペーパーの交換方法は?」とか「ゴミ袋ってどこにあります?」って聞いて来たら、その新人は使えます。どこかに行くときに「私も連れて行ってください」というなら、もっと使えます。

逆に何も聞いてこないヤツ。これは使えません。「ごみは分別して捨ててね」なんていってくれる人なんていません。そもそも、そんな事言われてる時点でいらないヤツです。

「人は学ぶのであって教えてもらうのではない」って基本を、日本の学校教育では、初期に徹底して教え込んで欲しいと思ってます。

gq1023 at 05:58│Comments(0)

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