クールジャパン政策Spaceship Earth(宇宙船地球号)

2013年05月26日

人気のある授業と身になる授業は違う

a060493e.jpg最近予備校の人気教授が話題ですが、だいたいどこの大学や予備校に行っても、何らかの人気教授ってのはいるそうです。

それらの先生は、おそらく魅力ある楽しい授業を展開するのだと思うのですが、ここで重要なのが、授業ってのはあくまでキッカケであって、それを自分のものにして活用していけるかどうかというのは、別の問題です。

テレビでおもしろい事を言ってたりしますよねえ。TVタックルとかって、まじめに政治的な問題とりあげてます。だけど、それを楽しく観るだけで終わってしまうと、全く身になりません。そこで得た気づきをキッカケに、自分で学ぶことで、はじめて身になるわけです。

話していて「それテレビで言ってた記憶がある」って言われる場面によく遭遇します。これは覚えているのではなく忘れているのです。気づきがあったのに身になってない。こういう人は何事に置いてもそう。

うちの会社に入った人が、次々ダメになるのは、きっと自分が人気のある授業をしてるんだけど、スタッフの身にならない。別の言い方をすると、「ああこの人についてきけばいいんだ」と思っちゃうんだけど、こっちは「誰にもついて来て欲しくない」のです。

そりゃあ一緒にいれば楽しいでしょう。いろんな社長や政治家や有名人と会えて、行ったことない高級店で食事もできてワクワクする。だけど、それには山ほど下積みして、いっぱい知識つけて、今だって早朝から新聞読んで勉強してる。

その「知識を身につける」って所を省略して、自分について来られたら、正直迷惑です。しゃぶしゃぶ屋で肉しか頼まないヤツに「野菜も頼んでね」って言ったら、客前なのに「しゃぶしゃぶは肉でしょ!」なんて言ったやつもいる。二度と連れ出しませんでした。「お前に食わせる肉はネエ!」

うちの会社って、自分では塾だと思ってます。だから、しっかり学んで卒業して欲しい。アホさ加減も、一生懸命さも、しょっちゅう二日酔いでも早朝から仕事してる姿も含めてね。塾について行ってもダメでしょ。自分に生かさなきゃいけない。でもなかなか分かってもらえないんですね。誰もついて来ないでいい。自力で生きれる人になって欲しいのですよ。

子供にもよく「人気のある先生がいい先生じゃないよ。生徒に人気がある先生ってのは、人当たりのいい、生徒を怒らない、おもしろいことばっかり言ってる先生なんだけど、それは絶対にいい先生の要素じゃないからね。」と言ってます。

昔と違って、今は高価で希少な難しい文献でも、ネット上で自由に見られるようになりました。昔はよく国会図書館に情報収集に行ったものですが、今は図書館すら行きません。ありがたい時代です。

そういう意味では、いつでも知識を身につけられる環境がある。あとは「身につけるんだ!」という強い意志さえあれば、素晴らしい人材が生まれるんじゃないかと思ってます。

gq1023 at 08:11
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