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2013年03月06日

夢って何ですか?

6deaec73.jpg昔から「夢って何ですか?」って聞かれるたびに、「そんなもんないよ」と思いつつ、「8耐やりたい」とか「東京に住みたい」なんて言ってたんですが、最近ちょっと思ってることがあります。それは「病気でスパッと死にたい」ってこと。

例えば健康診断行ってね、そこで「影があります」なんて言われてね、そのまま「余命6ヶ月です」とか言われて、6ヶ月一生懸命やりたいことやって死んじゃうような人生ね。

流通ジャーナリストの金子哲雄さんが昨年10月に亡くなったでしょ。その後、お姉さんと弟2人も病死している事を知ったんですよ。しかもその後、最後の最後を自分で書き綴った「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」(小学館)が出版されたんです。

葬儀とお通夜の料理とお墓まで用意しての死。亡くなる直前には、自分の原稿をチェックした後、お医者様と看護士さんを呼んで、直接お礼をしたそうです。あまりに立派で涙止まりませんよ。でもね、そういう生き方もいいなあって思うようになって来ました。

生きるといってもね、サラリーマンで給料もらって生きるのと、経営者で事務所の家賃とスタッフの給料払って生きるのでは、覚悟がかなり違うんです。これから20年以上も会社経営して行ける自信なんてないですよ。あるのは逃げないって覚悟だけ。

でもね、病気だったら逃げてないでしょ。病死って天命を全うするってことでしょ。もちろん病気だと分かっても治るほうがいいですよ。だけど、私が何年も寝たきりなんかになったら、うちの家族は生活できません。だって現実には背を向けられないんでね。

最後に、ご葬儀の際に配られた御礼状全文を記させていただきます。



このたびは、お忙しい中、私、金子哲雄の葬儀にご列席たまわり、ありがとうございました。 今回、41歳で人生における早期リタイア制度を利用させていただいたことに対し、感謝申し上げると同時に、現在、お仕事などにて、お世話になっている関係者のみなさまに、ご迷惑おかけしましたこと、心よりおわび申し上げます。申し訳ございません。

もちろん、早期リタイアしたからといって、ゆっくりと休むつもりは毛頭ございません! 第二の現場では、全国どこでも、すぐに行くことができる「魔法のドア」があるとうかがっております。

そこで、札幌、東京、名古屋、大阪、松山、福岡など、お世話になったみなさまがいらっしゃる地域におじゃまし、心あたたまるハッピーな話題、おトクなネタを探して、歩き回り、情報発信を継続したい所存です。

今回、ご縁がありまして東京タワーの足元、心光院さまが次の拠点となりました。「何か、面白いネタがないかな?」と思われましたら、チャンネルや周波数を東京タワー方面に合わせ、金子の姿を思い出していただけましたら幸いです。

このたび、葬儀を執り行うにあたりまして葬儀社のセレモニーみやざき(固有名詞略)さまには生前より真摯に相談にのって頂きました。

また、自分の歩んできた道とゆかりのある港区東麻布を終の住処とすることをお許しいただきました、浄土宗心光院御住職(固有名詞略)先生には公私にわたり、死生観などのアドバイスをちょうだいしました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

最後になりますが、本日、ご列席下さいました、みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈りしております。41年間、お世話になり、ありがとうございました。

急ぎ、書面にて御礼まで。

平成24年10月1日

流通ジャーナリスト 金子哲雄

gq1023 at 07:49│
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