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2013年02月15日

スズキの課題「二輪車」

e2c2cd5b.jpg軽自動車日本一の座をダイハツに奪われて久しいスズキですが、じつは工場出荷台数は堅調に伸びています。理由は日産へのOEM供給。スズキって直営ディーラーは少ないので、どこのブランドで売られても良いので、日産の軽自動車の多くはスズキ製になってます。

ダイハツもトヨタに出してるのですが、あまりトヨタの各ディーラーは積極的に軽自動車を販売してませんので、ダイハツ製トヨタ車は大した台数売れてません。

先日スズキが2013年3月期のの第三四半期決算を発表しました。その内容は増収増益。当期純利益は19%以上もアップの484億円と言う発表でした。ヤマハ発動機の12月期発表は最終利益74億円でしたから、かなりいい感じです。

インドで暴動があって製造ラインがストップ。インドでの自動車シェアNo.1のスズキの収益は注目されていたのですが、影響は軽微だったようです。

ところが大きな問題があります。それは二輪事業の赤字。なんと5期連続の赤字で、営業赤字が100億円というから尋常じゃない。フィリピンに工場を新設したり、インドネシアに新型スクーター投入したりしてますが、販売台数は減っていってます。

じつはアメリカでは四輪事業撤退なんです。20年以上前、スズキはジムニーをサムライの名前で売り出して成功してたし、GMにも小型車を供給してたんですが、その流れを継続できず、直近の年間販売台数は3万台を割ってました。ずーっと赤字だったんです。

赤字で撤退って事は、もちろん危惧することは分かりますよね。はい、二輪部門も赤字が続けば可能性はあるってことです。実際に昨年末にはスペインでの製造撤退が発表されました。怖い話しでしょ。もっとがんばって欲しいんですよねえ。

その昔、スズキはチョイノリという6万円を切るスクーターを製造販売してました。発電機のエンジンにタイヤを付けたようなバイクで、それはもう最低限の乗り物でしたが、一部メーカーが低価格製品を中国製にシフトする中で、日本製で大勝負を挑んでました。

これ、大して売れなかったんですけど、スズキってこういうのが得意なんです。売れてなくても、結構な勢いでこのバイクは雑誌などで取り上げられてたんですよ。チョイノリ販売やめてから5期連続赤字ですからね。今のスズキには、遊び心が不足してるのかなーって感じます。

私ね、GAGってバイク乗ってたんです。ポケバイにナンバー付けちゃったみたいなヤツ。エンジンは50ccの新聞屋さんのが載ってました。遅かったけどレーサーみたいな形で、ものすごくお金かけて造られてたんですよ。GSX250Fアクロスっていう、メットインスポーツも持ってました。

スズキの皆さま、どうか早期に黒字化してください。カリカリチューンのRG250ガンマ再発売とかしてください。私は昨年末にワゴンR買っちゃったので、もう一台スズキって訳には行きませんが、陰ながら応援しております。

gq1023 at 07:54│Comments(2)

この記事へのコメント

2. Posted by Hippo   2013年02月18日 07:31
> IKFさん

GSXRもビックピストンフロントフォークとブレンボを手に入れて良くなってます。しかし、良くなっても試乗できるわけじゃないし、極端にすごいバイクの話しなので、売上向上にはつながってません。実質的には予約販売ですしね。

やはりスズキのバイク部門を立て直すには、ディーラー網の整備が必要かと思います。ディーラーと言うか、ショールームですね。ジェンマなんてすごく意欲的でファッショナブルなバイクですが、世の中で見る機会がないですからね。

あとは輸入販売の件の整理。GSXRを販売してるのは、モトマップこと伊藤忠オートモービル株式会社さんです。国内仕様を開発するのをやめて、海外で販売してるフルパワー版を仕入れて販売する形にしてるんですね。事実上の脱法というか、業界内規制の形骸化です。これも良くないでしょ。

何でフルパワーを国内で販売できないかと言うと、自主規制ってのがあったのですが、今は排ガス規制と騒音規制がその理由になってます。なんか釈然としませんけどね。

最低限ここまでの問題整理と対策を打ってもらいたいというのが、個人的な考えです。
1. Posted by IKF   2013年02月17日 09:27
5 バイクのスズキは、大好きなんです。レーサーは、シュワンツのファンだし、初めて行った8耐は、ヨシムラブースで、F3マシンず〜っと見てたら、見かねておみやげくれたし、ぼくのバイクライフはスズキから始まってます。五期連続は、ヤバいですよ。GSXR 買いましょうよ。依然 スズキの車部門のお仕事させてもらって、承認とるのにすごいハンコウの数で、時間かかりました。社風で、仕方ないですが、二輪部門の方々も、同じなんでしょうね。今は、スピードです。スピード感は、相手に好感を持ってもらえます。スピード感持ってがんばろ〜スズキのバイク部門の方々

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