政党乱立の背景は明確に分かってる日経連載「パナソニックを変える」

2012年12月12日

顔の見えない大企業はダメだ

honda業界で「顔出し」って言葉があります。広告に人が出演する事を指す言葉で、「楽曲タイアップ可だけど顔出しNG」なんて形で使います。ソフトバンクのCMでELTが出ているのは「楽曲&顔出しOK」ってことになります。

じつは芸能界では顔出しは慎重になります。なぜなら商品とタレントのイメージを混同されると困る部分もあるからです。しかも近年は、安易にタレントを使った広告が激増していて、それらと混同されるのを嫌がっているわけです。

では以前は誰が出ていたのでしょう?それはメーカーの人が出ていたのです。「誰が説明するより社長や開発者が説明するほうが良い」という判断がそこにはありました。

商売ってのは売れてナンボです。自分の顔が世間に知れて困るなんてバカげた事は言ってられません。松下の松下幸之助、ソニーの井深大、ホンダの本田宗一郎といった人々は、積極的に顔を出していました。彼らがその企業の顔だったのです。

今、それら企業の社長って思い出せます?名前も顔も出て来ない。道を歩いていても気づかないでしょ。おそらく自社内でも分かってもらえる可能性は低いと思います。ソフトバンク・楽天・ジャパネットの社長より存在感がないんです。

そりゃあ売れるわけないじゃないですか。「なぜ売れない」なんていう前に、顔を作らないとダメなんですよ。アサヒビールが死に体の時に劇的に躍進させたのは、もちろん企業努力なんですが、誰よりも当時の樋口社長ですよ。「オレがアサヒだ!」ってやったんです。

スカイラインの桜井眞一郎氏は「スカイライン開発の父・桜井眞一郎」として長らく広告に出続けました。桜井氏は生粋のエンジニアです。アメリカで「フェアレディZの生みの親」と呼ばれるは片山豊氏。片山氏はなんと営業マン。「彼が全米に売り歩いたから私たちが今もZに乗れる」ということで伝説化しました。

今の各メーカーに足りないのは顔です。それはAKBやEXILEじゃない。それら企業の中にその顔となるべき人はいるはずです。「顔が売れたらプライベートでやりにくい」なんていう人がいたら、さっさと辞めてもらうべきです。「顔の見えない企業の商品を生活者は買わない」って現実を、今一度みつめなおすべき時だと感じてます。

gq1023 at 05:44

この記事へのコメント

1. Posted by たくポン   2012年12月15日 19:08
小さな話ですが、私の店でも広告を出しますが新聞屋さんでチラシを配って貰っても仕事は来ませんでした・・・
でも、自分で挨拶しながらポスティングしたら何軒か仕事を頂けました。
お客さんに伺うと「兄ちゃんが配ってたの見てたんや、おんなじ仕事頼むなら頑張ってるヤツの所が良いからな」と言って頂けました。
少し違うのかも知れませんが「顔を出す」ってのは仕事の第一歩だと思ってます。
その為、消防や自治連の仕事にも顔を出す様にしてます・・・いろいろババも引きますが
2. Posted by Hippo   2012年12月18日 15:59
> たくポンさん

商売ってそうですよね。プロセスが大切ですよね。大家電メーカーの社長だからって経団連の偉い人や自社の管理職とだけと話してても売れるわけがない。家電量販店だって携帯電話ショップだって「うちの社長が行きます」って言ったら「迷惑です」って言われますよ。そんなのソフトバンクや楽天の社長ならあり得ない。顔すら売れてない社長は「商品売りたかったらまず顔を洗って出直して来い!」って事だと思います。
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