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2012年11月26日

NASCARチャンピオン決定に想うこと

88dfef1f.jpgアメリカ最大のモータースポーツ統括団体といえばNASCAR。その最高峰レースがスプリントカップです。スプリントってあのソフトバンクが買収を発表した携帯電話会社です。ここがメインスポンサーとなって年間36戦で戦われます。

2月末から11月のうちに36戦ですから毎週がレース。ウインターシーズンもチームイベントがあったり、ストーブリーグでドライバーの交代やメインスポンサーの入れ替え等があって、ずーっと話題があります。だから、テレビのレギュラー枠がある。

毎週のレギュラー放送枠があるから固定ファンも付く。テレビでの露出が担保されてるから各チームにもスポンサーが付く。メーカーもシボレー・ダッジ・フォード・トヨタが参戦していて、サーキットの演出もド派手なものになってます。

年間チャンピオンに輝いたのは、ペンスキーレーシングのブラッド・ケセロウスキー。あのインディの名門ペンスキーですが、NASCARは初タイトルです。

このケセロウスキーは今年のデイトナ500で、チームメイトだったファン・パブロ・モントーヤが激突炎上し赤旗中断となった時、車内から現場写真を撮影しツイッターに投稿しました。日本だったら批判必死の状況ですよね。どんな反応だと想います?

統括団体のNASCARは「赤旗時に安全な状況で車両を停車して撮影するのは問題ない。他のドライバーもやろう!」と盛り上げ、チームスポンサーは「私たちは1位ではなかったが、ブランドにとっての勝利だ。彼と彼のソーシャルメディアでの行動を全面的に支持する」と表明しました。

驚きでしょ。他のスポーツ団体だって、もちろん競技中にツイットなんて許可しませんよ。メジャーリーグやNBAで試合中に携帯電話触るヤツいないでしょ。でもNSACARは違った。それはもうものすごい反響で、一挙にNASCARの支持者が増えたんです。

このペンスキーレーシングのスポンサーって何処だと思います?なんとクアーズ/ミラーで、車体はド派手なミラーライトカラーです。日本じゃ「酒と車はNG」なんて言われますが、アメリカでは「飲酒運転禁止なんて当たり前だろ!」ってなもんなのです。

どのドライバーもインタビューには「見ろよこのカラー!最高だろ!?本当に(スポンサー名)には感謝してる」とか「これは(スポンサー名)と(チーム名)の勝利だ!そこにドライバーとして関われた事を、チームクルーと共に喜びたい」なんて言うんです。テレビへの露出機会が多いから、ちゃんと言うべきことが分かってるんですね。

クラッシュした車体を展示したり、クラッシュパーツをチームのページでオークションにかけて寄付したり、プレゼントに使ったりもしてます。だって、クラッシュすればテレビに映りますからね。メディアに出るんですもん。そう、プロフェッショナルレースはショーなのです。

日本のモータースポーツはヨーロッパ志向です。ショーではなくスポーツだと。しかし、今のスポンサーがつかない状況を考えると、どっちが正しいのでしょう?NASCARの全36戦を振り返ってみて、やはりアメリカンモータースポーツの方向を、日本のレースプロモーションは向くべきなんですかねえ?

最後に、長年にわたってペンスキーと共に戦ってきたダッジが、今年限りで撤退します。資金も豊富ですでに来年のモデルも発表されていましたが、ペンスキーがフォードエンジンを選択すると発表し、こうなりました。そこだけは、とても残念に思ってます。

gq1023 at 06:38│
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