今日からテレビの音量が変わります世界でこの国にしか通用しない事を教えるのが教育か?

2012年10月01日

アメリカの人種差別解消に学ぶ

7f3e49fc.jpgアメリカでゴールデンタイムに黒人のミュージックビデオが流れるようになってから、まだ30年も経ってないのをご存知ですか?それは、マイケルジャクソンの登場がキッカケだったんです。

「黒人にも人権を」って活動のことを「公民権運動」って言うのですが、これはキング牧師やマルコムXだけがやったんじゃありません。ただの黒人のおばさんが、モンゴメリーと言う街の公営バスの中で、白人専用席に座り続けて逮捕されたことがきっかけでした。

その名はローザ・パークス。アメリカ人でこの名を知らない人はいません。彼女が逮捕された事実は、瞬く間にアメリカ中に知れ渡り、キング牧師がモンゴメリー市民にバスに乗るなと伝え「モンゴメリーバスボイコット」として全米で話題になったのです。

その結果、翌年には最高裁判所が「バス車内の白人専用席は違憲」との判断を下し、あっという間に人種差別に関する法律は、次々と廃止されました。ちなみに写真はローザ・パークスが逮捕されたバスのローザの席に座るオバマ大統領です。バスは保存されています。

私が住んでいた25年ほど前には、もう全米ゴルフトーナメントでも差別がなくなりつつあり、トーナメント会場には黒人差別のないゴルフクラブを使うべきじゃないかなんて話題も出ていました。

オバマ大統領がタイガーウッズと手を握るシーンなんて、日本の人は「まあ大統領とスーパースターだもんな」程度にしか感じないかも知れません。しかし、アメリカでは「時代は変わるもんだなあ」と強く感じる人々も多いのです。

人種差別解消のキッカケが黒人主婦の行動にあったなんて信じられないでしょ。だけど、第一次世界大戦開戦のきっかけは、19歳のセルビア人青年が、オーストリア国王継承者を銃で撃った事に起因しています。世の中というのは、案外そんなもんなのです。

ってことは、私たちのちょっとした行動でも世界を変えられるかもしれないって事ですよね。なんとなく、そんなことを感じました。

gq1023 at 05:51│Comments(0)

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