中国が暴れたら黙る人々に言いたい中国のデモ

2012年09月19日

年越し派遣村に見習う

とある方からコメントをもらいまして、それに対する自分の返信に気づきを与えられて転載しています。

その昔、年越し派遣村ってありましたよね。あれも一種のデモです。多数の労働組合とNPOが、政治的意図を持って作りました。あれは単純にメディアに取り上げさせて話題にするというのではなく、最初から各党の有力議員への働きかけも行っていました。

「派遣村をやるぞ」といった翌日には、すでに議員秘書に連絡が入っている周到ぶり。やるぞと決めた時には何も準備されてなかったと思いますが、リーダーと参謀がしっかりしていると、その方向性が明確になるので、対策も早くなります。

デモというのは、その矛先に向かう道筋が必要です。それにはまず「信頼できるリーダーや組織」が必要で、そこに「論理的な課題解決の道筋」が見えていないといけないのです。

原発デモでは、せっかくデモをきっかけに総理大臣と面会できたのに、新しい電力施策に関する提案や、法改正案といったものを出さず、ただ総理を批判しただけで終わってしまいましたよね。あの時、報道各社は「総理との会談には大物が挑むのでは?」と思っていただけに、かなり肩透かしだったんです。その証拠に、あれ以降報道は急速にトーンダウンしました。原発ゼロを掲げる共産党すら同席してませんでしたからね。

「原発を止め続けるための節電にご協力ください」

そんなメッセージを発し、「毎月20日は20時ライトオフの日」なんてやったほうが、声なき同意者達の心を動かし、政治的メッセージを発することにつながるんじゃないかなんて思ってます。そしてその際は、ニューヨークに住んでるミュージシャンじゃなく、日本に住んでる人に応援してもらうほうが良いのではないかと感じてます。

まずはデモの前に与野党への政治工作と、財界へのルート確保が先だって事ですね。それをやらずしてデモだけやっても、集まった人々に申しわけない結果になりかねませんからね。

gq1023 at 06:56│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

中国が暴れたら黙る人々に言いたい中国のデモ