歴史認識領土問題を考える前に日本人に知識がなさすぎる

2012年08月28日

シャープの危機とは

249b2a09.jpgヘルシオ、プラズマクラスター、アクオス、いずれも圧倒的な知名度を持ち、独自技術を前面に打ち出した商品で人気のシャープ。にも関わらず、経済界ではその動向が非常に注目を集めています。その動向とは、経営危機です。

まあ、株価が企業価値だとすると、こんな調子ですから価値は激減してます。現状は電子部品の外注請負生産業で世界最大手のホンハイ(台湾)という会社からの出資が実行されないと、経営が行き詰るという状況にまで陥っています。

じつは今年の3月に、ホンハイはシャープ株9.9%を1株550円で買うって発表してたんです。ところが、そこから下がり続けてるから、彼らもさすがに買えない。

今はホンハイがシャープ株を9.9%買うのか、669億円分買うのかが焦点です。今の株価で9.9%だと約240億円。これだと経営権は確保できるけど、資金繰りは厳しい。ところが今の株価で669億円買われると、筆頭株主になっちゃう。まあギリギリの状態です。

まあ、それはそれでいいのですが、私は個人的にシャープに疑問を持っていたことがありました。それは鈴鹿の横の亀山って所に造った工場の件です。

2002年に、当時の北川さんって言う三重県知事が90億円もの補助金をつけてシャープの工場を誘致したんです。同じく亀山市も45億円を投下しました。世界最新鋭の大型液晶パネル工場でした。

そして、テレビCM等でもバンバン亀山モデルって訴求して、圧倒的信頼を獲得してたんですよ。まさに順風満帆。そんな真っ最中の07年7月に大阪・堺工場建設を発表したんです。それも大阪府から244億円と堺市から240億円ももらっての建設でした。

これ、三重県も大阪府もこの補助金以外に道路整備したり、鉄道敷設したり、住宅建設したりしてるんですよ。それなのに一気に方向転換しちゃう。堺工場での液晶生産がはじまり、結局大成功した「亀山ブランド」が使えなくなりました。

亀山工場建設から5年での堺工場建設発表。それも巨額の税金を受け取って、さらに10年間の減免措置まで受けるという内容。もちろん三重県も怒りましたが、今は大阪府が怒ってます。だって、税金が大量に投入された工場なのに、格安で販売しようとしてるんですもん。

鈴鹿でこの話し聞いたときから「この話しおかしいぜ」と思ってたんですよ。急に亀山市内のアパートが空き部屋だらけになったんですから。堺工場なんて「震災で減産」って言ってましたが、はるかに前から工場は停止してた。賃貸借情報に、こういう兆候は出るんです。

この経営危機って、かなり前からでしょ。亀山と堺の両工場が現実的にフル稼働だった時期ってあったんですかね?堺が稼動する前に亀山のアパートは空いてました。だって8耐の宿舎に借りる話しとかしましたもん。堺は実質的に動いてた時期短いでしょ。

せっかく世界に名だたる技術開発力を持っている企業なんですから、経営戦略や投資計画や在庫管理をしっかりして欲しいと切に願います。

gq1023 at 05:30│
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