仕事が入ったので帰ります上げる消費税の使い道なんて論議してる場合か?

2012年07月28日

この相場環境では日本は成立しない

ずーっと書くかどうか迷ってたのですが、あまりにも政治が不甲斐無いので書きます。じつは、今の相場環境では輸出型の日本は成立しません。

なぜなら、製造業というのは仕入れが安く、販売が高いからです。当たり前ですね。原材料が輸入だとしても、安くなるのは輸入分だけ。人件費も減価償却費も日本で買って日本で払っている限り、全く円高の恩恵は受けられません。

例えば1000万円分の商品を売るとします。原価は全体の25%で、そのうち海外からの仕入れ分が50%だとすると、125万円分が輸入原料。1ドル=100円との比較なら78円ってことは、輸入原料は98万円ほどで手に入ることになります。

しかし、1000万円分を1ドル=100円換算すると10万ドル。1ドル=78円換算にすると12万7千ドルになります。さすがに25%以上も上昇したら、勝負にならないのは分かりますよね。

それどころか、ドル建てで商売決めてると、円高になっても10万ドルしかもらえない。1000万円で売るべき商品が780万円になっちゃう。原価率は29%となり、4%も上昇します。普通は企業の最終利益って5%程度ですから、もう利益なくなっちゃう領域です。

だから海外に出て行っちゃう。切れるだけ従業員切って、設備を全部持って東南アジアへ行っちゃう。現地の人件費が高くても、日本の半分以下です。インドネシアなんて上手くいけば5分の1以下ですからね。

15万円のパートさん20人使ってたら、社会保険の会社負担分等を入れて月に400万円。これが5分の1になると毎月320万円浮く。3000万円の設備投資をして海外に出ても、1年で元が取れるんです。単純労働は海外に取られるものなんです。

日本は派遣労働者を切ると「派遣を切らせない法律を作ろう」ってなる。いいですよ法律作っても。だけど、そうなったら雇用が海外に出て行くだけです。為替リスクの高い国で雇用の自由度がなければ、企業は海外に出て行くのが自然の成り行きです。

雇用の自由度を上げて、いつでも採用&解雇ができるようにしないとダメ。今の相場環境で、雇用の自由度がない状況だと、私のようなコンサルは迷うことなく「海外への進出をお勧めします」ってなっちゃうのです。

1ユーロ=130円でOKなドイツの自動車会社は、400万円の車は3万ユーロだったわけでしょ。それが1ユーロ=100円となると4万ユーロになる。メルセデスベンツ・BMW・VWなんてのは、日本でぼろ儲けしてます。円高ってのはそうゆうことですよ。

アホみたいな政争に明け暮れてる皆さんは、分かっとるんでしょうか?何党でもいいんで、とっとと円高是正やってください。

gq1023 at 07:41│
仕事が入ったので帰ります上げる消費税の使い道なんて論議してる場合か?