感情的に電力会社に反対する前に決して逮捕されてるわけではありません

2012年07月05日

ビジネスは利益率を知ることからはじめよう

fd36773f.jpg飲食店の利益率は60%、八百屋の利益率は40%、これを知らないから新規出店数は、八百屋より飲食店の方が圧倒的に多いというのが続いています。

ところが、八百屋って内装いりません。料理店は内装どころか設備も必要。さらに資格もいります。内装&設備で2千万円かかったら、金利0%の5年返済で月々33万円強は必要。これ以外に家賃が20万円、光熱費5万円、バイト代30万円・自分の賃金30万円としたら、120万円稼がないといけません。

つまり、飲食店は月商200万円あっても、オーナーの手元には30万円しか残らないのです。設備投資費用の返済が終われば60万円残りますがね。

それに対し、八百屋は何もいらない。ビールケースを置いて、その上に仕入れてきたダンボールをそのまま置けばOK。あとは値札書くだけです。家賃18万円の光熱費2万円で自分の賃金30万円と考えると、利益は50万円あればいい。月の売上としては130万円あればOKです。

ここで重要なのは、飲食店の仕入先は八百屋もあるってこと。月商200万円の店は、八百屋にも20万円ぐらいは落とすわけです。八百屋ってのはレギュラーで買ってくれる飲食店が何店舗かあれば、一般客に大して売れなくても良くなるのは分かるでしょ。

ラーメン屋やるより八百屋のほうが楽なんです。だって野菜切ったりお湯沸かしたりしないでいいですもん。八百屋で儲けたら「八百屋がやる野菜料理専門店」ってやったら流行りそうでしょ。こういう発想が大切。

箱を開けてならべたら終わりの八百屋ビジネスは、ついでに果物を置いてもいい。すぐに新領域に拡大可能です。でもラーメン屋が焼肉屋に代わるのは大変。そもそも飲食店で常連さんをつくるのは大変です。八百屋は飲食店を常連さんにすればいい。

どのビジネスも同じですが、こうやって利益率を先に考えて何かをやるべきです。こう書いてる私は驚くほど利益率が少ない旅行代理店&広告代理店出身。義務教育の頃から、もっと利益率教えて欲しかったなーってのが現実です。

gq1023 at 07:18│Comments(1)

この記事へのコメント

1. Posted by 11   2014年03月21日 23:09
私も八百屋ですが、粗利率が40%の八百屋なんてみたことも聞いたこともありません。

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