スカイツリーに行ってきました人口2.3億人の国・インドネシア

2012年05月24日

広告はあくまで基本に忠実に

yuni折込チラシは引き抜かれなければいけない。交通広告は大量の文字を読み込ませなければいけない。ロードサイド看板は特定ビジュアルを何度も強制的に刷り込まなければいけない。DMは開封させなければいけない。SPカラーは赤と黄色。

20年以上も前に学んだ事なのに、今だに忘れがちになります。チラシでは爆弾・吹き出しと呼ぶ手法の活用は絶対。値引き広告する時には必ず理由と期間限定をつける。価格訴求の場合は価格にフチをつけるってのも原則的な話しです。

このユニクロの中吊り広告。2面分を使ったワイド広告を使っているのですが、奥のスカイツリー店オープンはワールドワイドで使用するブランド訴求バージョン、だけどちゃんと手前で全店共通の価格訴求をしている。「やられたー!」って感じです。

IKEA・H&M・GAPグループって価格訴求広告の成功事例。でもその訴求方法って欧米的でスタイリッシュなものです。じつは正直言って、自分もその世界に「これこそ新しいSP手法だなあ」と思っていました。洋風かぶれって言うのでしょうか?

ここにドーンとユニクロさんが気づきを与えてくれました!全面赤で白ヌキ文字。価格は全部赤文字で白フチ付き。安い理由は誕生祭で、しかも朝6時オープンの3日間限り。交通広告なので、たっぷり文字を配置して、しっかり読ませてます。

しかもね、広告面に枠囲いしてナンバー振ってる。どこまでも基本に忠実。唯一基本を守ってないのは、文字組みが全部横組みって部分のみ。出版広告見ると分かると思いますが、じつは縦組みのほうが訴求力が高いのです。でも横組みの方がスタイリッシュ。ちゃんと考えられてるわけですよ。

全く奇をてらってないのですが、ものすごくインパクト受けてしまいました。何をかっこつけてんだオレ。って感じです。売り場の現場では、しまむらと必死の戦いやってるんですもんね。3日間だけ安くしてあげるんですもんね、教えてあげたほうがいいですよね。良いブランドなのは分かってますもんね。そうかー!

思い返せばウォルマートが西友を買収して、折込チラシをやめてEDLP(エブリデイロープライス)戦略を打つと宣言した時、日本中が黒船襲来と騒いだものでした。でも結局チラシ戦略に戻ったんですよね。間違っちゃいけない、ここは日本なんですもんね。

今さらながら、初心に帰らせていただきました。あくまで基本に忠実に、生活者とメーカーの橋渡しを愚直にまっすぐやる。かっこつけてんじゃねーぞと。広告の神様が私にささやいてくれたような気がしました。

gq1023 at 06:18│
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