プロデューサー須藤晃氏のトークイベントに参加してきました和牛の債権化事業は間違っていたのか?

2012年05月10日

野球の指導で野球って好きになるものかい?

お父さんが子供に野球教えてるのってよく見かけますが、野球の指導になっちゃってるのが多い。それじゃあ野球好きになりませんよ。音楽やりたいって言っている人に音楽史とか譜面の書き方教えてもダメなの分かりますよね。

子供は親を見てる。もし子供に野球を教えたいなら、お父さんは家にいる時は常にグローブを磨く姿を子供に見せることです。キャッチボールしただけでも、終わったら必ず掃除してオイル塗ってグローブ袋に入れて枕元に置く。子供もそれを真似る。

子供には「野球の神様はいつも見てるから道具は大切にしなさい」って説く。ファインプレーがあったら「ほらグラブを大切にしてたから野球の神様が助けてくれただろ」ってやる。野球の神様と友達になった子供たちは、野球が好きになるから上手くなる。

サッカーはもっと大変。シュートやパス教えても上手くならない。ボール扱うなら、手より足のほうが上手くならなきゃいけないわけでしょ。手って1日中何か作業させてるんだから、足にはもっと作業させなきゃいけない。だから家にいる間はずーっと足でボールを触らせる。ボールと足が友達になった子供たちは、サッカーが好きになるから上手くなる。

テレビゲームに熱中してたらいつの間にか寝てたってことありますよね。グローブ触ってたら寝てた。サッカーボール触ってたら寝てた。そうならないとダメだと思うのです。だって、それしかおもちゃがない国の人はそうしてるわけでしょ。

私の枕元(ってリビングだけど)には小さいベースアンプがあります。そこには小さなメトロノームと楽器もある。いつでも弾けるようになってて、弾いたまま寝ちゃうことも多い。誰にも習ったことないですよ。

だけど高校生になって買った時、高かったからね。やっぱ大切にするじゃないですか。大切にするってのは弾きまくりの磨きまくりって事ですよ。バイクもそう。乗りまくりの磨きまくり。そうやってどんどん好きになるから上手くなる。

何事も「好きになる」ってことを最初にやらないとダメなんじゃないでしょうか?昨今の子供たちにおける学力低下や体力低下は、勉強もスポーツも「好きになる」って過程を省いてしまってるからのように感じます。

「好きになる前にどんどん選択肢を与える」ってのは拷問かなと…。学校・塾・スポーツ教室・携帯電話・プレステ・3DS・wii・携帯ゲーム・スマホ、ヨーヨー、ミニ四駆、ポケモン…、「好きって熱い気持ちになったことのない子供たち」が社会に出て「仕事に燃えろ」って言われてもとまどうだけってのは、当たり前だと思ってます。

思ってはいるんですが、現実には新商品を売るのが私のお仕事なんですよねえ。悲しい性でございます…。

gq1023 at 06:04│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

プロデューサー須藤晃氏のトークイベントに参加してきました和牛の債権化事業は間違っていたのか?