偉大なる先人が遺してくれたもの若者はトゲトゲしいほど尖っていていい

2012年04月16日

通販のカギはリピート

976fdc27.gifテレビ通販ってよく見かけますよね。あれ、基本的には売ってる商品で放送料をペイさせることはできません。つまり大半は赤字です。

ではなぜやるのかというと、テレショップで買い物する人は、通販に関して好意的で、購入後も継続購入が見込めるのです。そう、つまりジャパネットで商品を買う人は、他の商品も買う可能性が高い。彼らは、カタログショッピングで稼いでいるのです。

これは単品通販でも同じです。無料サンプルなんてペイするわけないでしょ。サンプル請求をさせて、住所・氏名・電話番号・メールアドレス等を聞き出す。そして、そこにDMを送って、本商品を売るわけです。

無料サンプル申込者数が広告エリアの0.01%とするでしょ、そうすると50万人で50件の申し込みになります。その12%が本商品を買うとして6人。そのうち40%が3年以上継続するとして2.4人が継続購入することになります。

基礎化粧品の5点セットで3万円の商品だとすると、継続購入者は平均2ヶ月に1回買うとして年間18万円。3年なら54万円。これが2.4人だったら約130万円。3年継続しない人の数字を合わせて180万円ぐらいと考えるとペイするようになるわけです。

まあ、実際には無料サンプルのお申し込みが広告エリアの0.01%も来ることはありませんから、実勢数字はもっと低い位置で推移しますがね。

通販で商品を買ったことがあると答える人はネット調査でも6割未満。全体調査ではさらに劇的に低くなります。通販マーケットはただでさえ小さいですから、しっかりとデータを頭に叩き込んでビジネスしないと、大変な市場であることは間違いありません。

ちなみにどんな商材が向いているかですが、コンタクトレンズ・健康食品・化粧品・お米・お茶・梅干なんてのが有利です。最初からリピートさせる仕組みになってる頒布会もいいです。

なお最近は、最初のサンプルを書店ルートで獲得して、その後リピート通販に持ち込むデアゴスティーニ商法ってのも流行ってます。これも初回790円とかいって、2号目から1600円ぐらいになって、値上げしたりしながら3年ほど続いて30万円ぐらいで完成する仕組みですが、前述のリピートビジネスの変化系です。リーダースダイジェスト全盛期の仕組みですが、現代でも使えることに驚きました。

gq1023 at 05:56│Comments(0)

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