ＨＩＰＰＯ大野の雑記帳

先日出会った、昔のスーパープロデューサーの方がおっしゃってたのですが、「今売れてる物の分析なんてクソの役にも立ちませんよ」って言ってました。

その理由が明快で、「AKBだARASHIだと言ったって、1人が同じアルバム何枚も買うわけで、せいぜい50万人程度のファンしかいない。後はアンチなわけですよ。名前も顔も知らないってのが1億人以上もいれば、そっち追いかけたほうが得策でしょ」って言う。そりゃそうだ！オタク風に言えば「激しく同意」です。

昔は「スカイライン同好会」なんていうと、せいぜい10〜30名ほどの同好の志が集まって活動してたのが、今は「富山でスカイライン好きな人いますか？」なんて書き込むと、「私は富山でケンメリとRS持ってる者です」なんて広がって、海外のファンサイトからも「I will go next Toyama Skyline meeting!」ってなる時代です。可能性は無限大！

持ち帰りから揚げの専門店ってあるのに、持ち帰りご飯の専門店ってないでしょ。炊飯器って業務用のお釜で炊き上げたら驚くほど美味い。最高の米を、業務用整水器の水を使って劇ウマに炊き上げたら行けるわけですよ。

ご飯だけで売れるのかって？いえいえ、おかずも売りますよ。これ、じつはほか弁やおにぎり屋のやってることと同じ。でも打ち出しを「弁当屋」から「ごはん専門店」に変えると「あそこはコメが違うからウマイ」って言ってもらえるわけです。

「コメは毎時0分炊き上げ！」なーんてやれば、「出前は11時米でよろしく」って感じで注文が受けられ、ランチピーク時の出前も回避できる。まあ、チャンスなんてどこにでも転がってるわけです。

「目の前に売れてる物があれば、同じぐらい売れる物は山ほどつくれるはず」って発想で物事を考えるってのを、大先輩から教わったというお話しでした。