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2011年11月10日

国会議員はまず徴税の仕組みを作り直せ

税に対する議論以前に、日本の税金は取りこぼしが多い。うちは消費税も源泉所得税も支払ってますが、うちから発注する小さな規模のプロダクションなんて、請求書に「消費税」って入ってても、払ってるのか大いに疑問です。

源泉税だって、小さな音響屋さんがイベント現場で1万円直接払ってるのなんて、源泉税を徴収して翌月10日までに源泉税を納め、年末には源泉徴収表を発行してるなんて信がたい所です。

だいたい、町の商店の売上なんて把握できないでしょ。しっかりと課税できるのか、はなはだ疑問なんですよ。だから個人の所得すら把握できない。分かっているのは企業がサラリーマンに支払った給与だけ。でもここで支払われる源泉所得税はわずかです。

サラリーマンの方々は「税金高すぎだぜー!」って言いますが、高いのは年金と健康保険。給与明細見てくださいよ、ビックリするほど引かれてます。驚くのはまだ早い。会社負担分として、ほぼ同額を会社が負担してますから、実際の支払額は約2倍です。

家賃収入なんて、誰が把握してます?銀行振込じゃ受け付けない大家さんなんて山ほどいますよ。8万円以下のアパートに住んでる人を税務調査したりしませんから、振込でやってても表面に出てこない。なんか納得行かないのです。

前にも書きましたが、消費税10%でもいいんですよ。だけど「確実に徴税」してください!消費税って言って10%受け取っても納税しない会社があったら、うちみたいに正直に支払う会社は、見積りの時点で10%ハンデを持ってるんです。

課税売上高が1千万円までの事業者は免税なんですよ。スタイリスト・ヘアメイク・イベントディレクターなんてのは、稼いでいる人以外はみーんな免税。でもうちは小さなイベントでも課税です。やれることが一緒なら安いほうに頼みますよね。

だからね、法体系を一から見直して、徴税できる法律の枠組みをつくるべきなんです。バカみたいな法律つくって、後は事務方・国税・地方自治体にブン投げても無理っすから。税金を支払わないと有無も言わさず電気・ガス・水道が止まるとかね、そんぐらいやって欲しいのです。

ただ残念なのは、その当事者である国会議員が税金のこと知らんのですよ。衆議院って小泉郵政選挙で新人だらけになったのに、次の選挙で民主党大躍進でまた新人だらけ。おかげでもう6年間もずぶの素人軍団です。税制調査会もいいけど、税金勉強会やったほうがいいんじゃないかと思ってる私です。

gq1023 at 07:00│Comments(0)

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