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2011年11月01日

ホンダレーシングのオザワさん

ozawa今回の全日本ロードレースは、ST600でのホンダ50勝達成という記念すべきレースでした。そして同時に、20年以上もの長きに渡って市販車改造クラスを引っ張ってきた、ホンダレーシングことHRCの、来年定年を迎えられるオザワさんの引退レースでもありました。

年明け早々モトバムで、「今年はホンダ以外での活動をやりたい」って話しをしたら、岡部店長から「今年でオザワさんが定年なんで、オザワさんのやってきた600をやりたいんですよねえ」って、ポツリとつぶやかれました。

それから何週間もたたないうちに、岡部店長はJ-GP2マシンを製作しはじめるのですが、今年の活動は、ある意味で岡部店長というかモトバムとオザワさんの思い出づくりだったのかも知れません。

今回の予選転倒で、大きくシートレール(座面の土台)が曲がってしまったのですが、これの交換部品をオザワさんはトップチームから遠く離れた5番ピットまで持ってきてくださいました。もちろん「これは高くつくぜー!」って言いながらですけどね。

ホンダのパーティーの席上では、歴代ST600チャンピオンの映像が流され、オザワさんの挨拶も用意されてました。有名監督の皆さんが、次々と感謝の言葉を述べられ、胴上げまでおこなわれました。

昨日の一気乗り取材にもお越しになり、各チーム関係者&ライダーに次々と声をかけておられたオザワさん。

みんながマシンセッティングを開示しない自分だけって時代に、「あいつのバネは11kgだぜ」なんて情報共有化を図り、あげくバネをレートに応じて色分けして、横から見れば何kgか分かるようにまでしちゃいました。ホンダレーシングファミリーの源流はココだったのかもしれません。

これからも何らかの形でレースに関わられるのかも知れませんが、これまでおつかれさまでした。そしてありがとうございました。つたないブログですが、感謝の気持ちを述べさせていただきます。そしてこれからもよろしくお願いいたします。

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