業務に絶対必要なタスクリスト今どき鎖国とはとんだ先進国もあったもんだ

2011年10月25日

小さいマークは線を太く・大きいマークは線を細く

ef63bde3.jpg最近自動車ディーラーで多く見かける大きな立体のメッキ風サイン。トヨタもホンダも日産もマツダもレクサスもそう。でも、ちょっと雰囲気が違うでしょ。

海外で見ると、結構カッコイイのが多いのに、日本の看板はいまいち。これ、几帳面な日本人が、小さな実車ロゴどおりの寸法で巨大化させちゃうからなんです。

ロゴデザインの立体化にあたっては、小さくする時は細い線がつぶれてしまわないように少し太らせる。逆に大きくする時は、全部が太って見えるので、少し細めに仕上げます。これ、今に始まった話しじゃなくて、昔から当たり前の話しです。

海外でベンツのスリーポインテッドスター看板見ればすぐ分かりますよ。ただでさえ細い周りの丸い円を、大型看板にする時は、もっと細くさせてます。

当たり前ですが、平面で見るのと立体にするのとでは、見る角度によって見え方が変わります。大型の立体看板だと、小さい時と同じバランスで縮尺だけ変えると、ちょっとでも角度を変えると、すごく太く見えちゃう。ましてや下から見上げるサインならチョー太くなっちゃいます。だから補正しないとダメなんです。

夜間は、立体サインの裏側に照明を仕込むことで、もっと細く繊細に見せることができます。いろいろ世の中には当たり前のデフォルメノウハウがあるのです。

ハリウッドでトリックショット撮影用のミニチュア頼むでしょ、そうすると大きく見せるために、すべてのサインや窓枠を細く作ります。その方がリアルに見えるんです。前述の目の錯覚を利用して、線を細くすることで小さなものを大きく見せるわけです。

トミカだってそうですよね。上から見て目線でみた実車と同じように見せるために、明らかなデフォルメが入ってます。昔から当たり前のことなんです。

最近の方々は、デジタルデータでそのまま動かしてるだけなので、どうしてもデフォルメやレタッチってのが忘れられがち。いや、もうそんな手法を知ってる人すらいないのかもしれません。もったいないですよねえ、ノウハウが引き継がれてないのです。

まあ錯覚なんてのはデザインの基本中の基本ですから、もう少し理論や手法を理解した上で、もっとカッコイイ看板が、街に増えていくことを願ってます。

gq1023 at 08:19

この記事へのコメント

1. Posted by ホッシー   2011年10月25日 08:32
勉強になりました!!色々物識りで尊敬してます!
2. Posted by たくポン   2011年10月25日 15:13
むかし読んだ模型の本にも書いてありました。
車のプラモを作る時、正確に縮尺すると別物に見えると・・・
普段見ない角度から見ると変に見えるそうですね(笑
ふと、思い出しました・・・
ただ、今作ってるバイク模型の場合はどうなんでしょうね?
バイクはいろんな角度から見れますし・・・物によっては?・・・って事でしょうか?
3. Posted by Hippo   2011年10月25日 16:53
> ホッシーさん

いえいえ尊敬だなんて、たぶん美術学校に行くと、目の錯覚は一番最初に習うと思います。
4. Posted by Hippo   2011年10月25日 16:55
> たくポンさん

バイクはどうなんでしょうねえ。タミヤの模型を見てる限り、ほぼ実車どおりですね。でもデカールは接写することを考えると、細めに仕上げたほうがいいはずです。とはいえ細めのデカールなんて貼れませんもんねえ。悩ましい。
業務に絶対必要なタスクリスト今どき鎖国とはとんだ先進国もあったもんだ