もてぎロードレース選手権石川遼に制裁金200万円!?

2011年09月12日

バネっちゅーのは奥が深い

a9eb321e.jpgバネを触ると誰でも分かるのですが、バネってのは縮めば縮むほど反力が強くなります。バイクのサスペンションには、その原理を利用して、最初から少し縮めて(上から調整用のネジで押す)やれるようにしてあるものがあります。

最初の段階を縮めれば縮まるほど固くなっていくのですが、固くなると同時にバネが縮まって来ます。縮まるということは可動範囲が狭まるので、ショックの吸収力が弱くなる上に、初期入力以外の挙動は全く同じ。敏感に反応するので乗りにくくなって来ます。

この初期入力調整のことを「イニシャル」と呼んでます。それだけなら簡単なのですが、これを制御する緩衝装置「ダンパー」ってのが付いていて、バネが縮んだり伸びたりする時に、その衝撃を軽減することができます。ようするにバネの伸縮速度を変える装置です。

当たり前なのは、これは動くようにすることが大前提。動きが悪いと、少しのショックでも車体が暴れてしまいます。

でも動かせば動かすほど、各コーナーでの動きが別々になる。進入のブレーキング時に5mm縮んだ所からアクセル開け始めまでに12mm縮むコーナーもあれば、一気に17mm縮んで一気にアクセル開けて行くコーナーもある。そりゃあ動きが変わるわけです。

苦手なコーナー用に曲がりやすいセッティングを施すと、ほかのコーナーで曲がりにくくなる。じゃあ元に戻すと思うと苦手なコーナーで怖い。1周2分のサーキットでも、ピットイン&アウトを入れると3分。セッティングすると合計4分。30分の走行時間でやれるのは、せいぜい3トライです。

サーキットでいつも見てきましたが、今度バネ屋さんに勉強に行く事になりました。新しいことが分かったら、また続きを書きたいと思います。

gq1023 at 08:39│ バイクレース(含む8耐) 

この記事へのコメント

1. Posted by シュウ   2011年09月12日 21:35
クルマでは悲線経バネによる初期動作と限界域での動作の両方をそれなりに抑える技術が発達しています
バイクのフロントフォークに収まるには少し無理がありますが

今の倒立サスなら可能性もありますが、レースで試される初期動作と限界領域を両立する組み合わせは難しいですね

これから発展する領域かと思います

ラジアルマウントブレーキの様に少しずつですが、確実に発達する技術領域だと思います
そういえば、かつてスズキが誇ったANDF何処にいったのでしょうね
2. Posted by Hippo   2011年09月13日 05:19
> シュウさん

オートバイのフロントフォークって、しなりますからね。昔のelf GP500プロジェクトみたいなのが動き始めれば、劇的に変化するんでしょうが、あんなの石油王しかできませんよね。

そういえばスズキのANDFって消えましたねえ。あの部品自体が錆びて、全く沈まなくなったりしてましたねえ。でき、ああいう挑戦はスズキってよくやってますね。今年のGSX600RのBPFもとっても気持ちいいです。あんな所にお金を掛けると思いませんでした。
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