広告で「プレゼン」って言って誰が分かるの?太郎と花子

2011年08月15日

天皇陛下がはじめて国民に肉声を発した日

a8583ce1.jpg今日は終戦記念日。日本の敗戦を認識できない国会と軍部に対し、立憲君主制の長である君主自らが、ご自身の考え方を放送を通じて表明した日です。休戦協定が締結されたのは9月2日なのですが、この日を境に90%以上の戦闘は集結したそうです。

この放送を中止させようという動きやクーデターもあったという玉音放送。誰も聞いたことのない天皇陛下のお声を、なぜ全国民が一瞬で陛下だと受け入れることができたのか分かりませんが、独立国ではなく占領国となってでもこの戦争を終わらせたいという陛下の願い。歴史に残る大英断であったと思います。

その玉音放送と呼ばれる番組は、NHKとNHK国際放送で流され、中国や南方戦線にまで広く放送されたと言われています。その中身を、今一度「玉音放送を伝える会」の現代語訳版で記したいと思います。


(以下:玉音放送)
私は深く世界の大勢と日本の現状について考え、非常の手段によってこの事態を収拾しようと思い、忠義で善良なあなた方臣民に告げる。

私は帝国政府に米国、英国、中国、ソ連に対してポツダム宣言を受け入れることを通告せしめた。そもそも日本国民の安全を確保し世界の国々と共に栄えその喜びを共にすることは、私の祖先から行ってきたことであって私もそのように努めてきた。

先に、米国・英国二国に宣戦を布告したのも、我が帝国の自立と東亜の安定を願ってのものであって、他国の主権を侵害したり、領土を侵犯したりするようなことは、もちろん私の意志ではない。

しかしながら、戦闘状態はすでに四年を越え、私の陸海将兵の勇敢な戦闘や、私の官僚・公務員たちの勤勉なはたらき、私の一億国民の努力、それぞれ最善を尽くしたにもかかわらず、戦争における状況はよくならず、世界の情勢も我々には不利に働いている。それだけではない。

敵は、新たに残虐な爆弾を使用して、何の罪もない多くの非戦闘員を殺傷し、その被害はまったく図り知れない。それでもなお戦争を継続すれば、最終的には日本民族の滅亡を招き、そして人類文明おも破壊することになってしまうだろう。

そのような事態になったとしたら、私はどうしてわが子とも言える多くの国民を保ち、先祖の霊に謝罪することができようか。これこそが政府にポツダム宣言に応じるようにさせた理由である。

私は日本とともに終始東亜の植民地解放に協力した友好国に対して、遺憾の意を表さざるを得ない。帝国臣民にして戦場で没し、職場で殉職し、悲惨な最期を遂げた者、またその遺族のことを考えると体中が引き裂かれる思いがする。

さらに戦場で負傷し、戦禍にあい、家や職場を失った者の厚生については、私が深く心配するところである。

思うに、これから日本の受けるであろう苦難は、大変なものになる。国民たちの負けたくないという気持ちも私はよく知っている。

しかし、私はこれから耐え難いことを耐え、忍び難いことを忍んで将来のために平和を実現しようと思う。

私は、ここにこうして国体を守り、忠義で善良なあなた方臣民の真心を信頼し、そして、いつもあなた方臣民とともにある。もし、感情的になって争い事をしたり、同胞同士がいがみあって、国家を混乱におちいらせて世界から信用を失うようなことを私は強く懸念している。

国を挙げて一つの家族のように団結し、子孫ともども固く神国日本の不滅を信じ、道は遠く責任は重大であることを自覚し、総力を将来の建設のために傾け、道義心と志操を固く持ち、日本の栄光を再び輝かせるよう、世界の動きに遅れないように努めなさい。

あなた方臣民は私の気持ちを理解しそのようにしてほしい。

gq1023 at 06:37

この記事へのコメント

1. Posted by まきお   2011年08月15日 07:19
現代版の訳、ありがとうございます。
学校の勉強だけでは知らなかった内容です。
ただ、「終戦を宣言した」って事だけを習わされました。
今回改めて内容を始めて知り、胸が苦しくなりました。
2. Posted by Hippo   2011年08月15日 11:14
> まきおさん

名誉ある撤退を目指していた軍部と、全く知らんぷりを決め込んでいた国会を、完全に天皇陛下がすべて無視して、国家&国民の存亡の危機であるとして無条件降伏を選択したわけです。

していなければ戦争は続き、核爆弾が東京や大阪にも投下され、指導者を失った日本人はゲリラ戦に突入したことでしょう。

アメリカは、日本との戦いで「終戦=戦闘終結」という経験があったから、今も過ちを続けています。彼らは、この戦争以降ひたすら負け続けていて、一度も勝っていません。どんなに勝利宣言をしても、対戦国側が敗戦宣言を口にしない限りゲリラ戦になるのです。

あの日、陛下はよくご決断くださったと、私は今も思ってます。これは右翼思想とか国粋主義者とかいうものではなく、歴史上の事実に対するいつわらざる思いです。
3. Posted by まきお   2011年08月15日 17:52
陛下が誰よりも人間らしいお考えだったのが何より意外でした。
高校までの教育では教えてもらえなかったです。
この陛下の思いを引き継ぐ日本人は半分もいるのでしょうか?政治家はいるのでしょうか?
4. Posted by Hippo   2011年08月16日 00:11
> まきおさん

まさか、あんな地域団体の皆さんのいろんな宴会にせっせと顔出して票をいただきに行くような人には、経験があって自分自身で金銭を稼げる人はなりません。それに、政治家は「天皇陛下バンザーイ」なんて言ったら、アジア各国とマスメディアからキチガイ扱いされます。

日本は立憲君主制を否定し、天皇を象徴としたアメリカに作ってもらった平和憲法を中心とした国家になってます。だから、陛下の思いを引き継ぐ国民も国会議員もいません。国会は法律をつくる立法府ですから、法律のとおり議会制民主主義になってます。

このカリスマの存在を法的に消し、国民に広く平等な憲法を制定して統治する手法は、イラクやアフガニスタンでアメリカがやってるのと同じです。アメリカは、日本での成功体験を今も引きずってるんですが、そんなもん天皇陛下みたいな立派な人は、他の独裁国家にいないので成功しません。

ちなみに、日本の教育は右翼と敵対している日教組が統治してきましたから、今現在30歳を超えてる人は、天皇陛下の発言については何も教わってません。残念ですがね。
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