8耐テストのみなさんは積み込みですね震災復興担当大臣

2011年07月04日

より一層さみしくなった全日本ロードレースを見た

7290b01a.jpgあのピリピリした緊張感はどこに行ったのか?タイヤサービスや給油所に競い合って列をつくり、誰か一人がエンジンをかけると、全員があわてて空ぶかしをはじめる。そんな全日本が、また遠くなってしまいました。

「勝てば世界挑戦」「負けるとシートを失う」「勝てばシートが手に入る」そんな緊張感は消え去りました。「あの進入はダメだ」「(アクセル)開けるのが遅い」そんなメッセージをライダーにぶつけるファンもめっきり減りました。

関東の地方選手権に、元有名ライダーがゲスト出場といった雰囲気と言えば良いのでしょうか?「1周いや半周でいいからトップをくってやる!」って若者もほとんどいません。ライダーの顔ぶれはあまり変わらず、昨年40歳台のトップライダーが引退したのに、また40歳台が復帰して来ちゃいました。また今年も平均年齢アップです。

ヤマモト、KENZ、OVERと有力チームがどんどん消えてゆき、モリワキやヨシムラまでもがいなくなりました。もちろんメーカー直系のワークスチームなんていません。チームグリーンやYSPぐらいでしょうか?

2011年の全日本は、2010年のラインナップから桜井ホンダ・プロト・ビートが消え去りました。コハラレーシングやバーニングブラッドも寂しい限りです。

今回のレースはユーストリームで中継されたそうです。サーキットに行かなくてもインターネットで無料で観られたのに、観た人は3千人弱…。悲しい現実です。

どんな有力チームでも、チーム名はわけの分からないのばかり。広告宣伝費が潤沢にある人に知られた企業は、誰も興味を持っていないことが分かります。昔は味の素とか資生堂なんてチームもあったんですけどねえ。

一般客向けの展示ブースは、ホンダもヤマハもメインの展示は電動バイクでした。どちらも試乗会場まで設定するほどの力の入れよう。エコ企業であることをアピールしたい両企業の姿勢がよく見えました。

「バカみたいにぶっ飛ばしてるのは特殊な走り方が好きなユーザー側で、メーカーはエコ&安全運転をお勧めします」と言われたような気がして、寂しくなりました。

ここ数年レース界は、市販車改造クラスから市販車無改造クラスへと向かっています。だからチューニングショップがどんどんレースをやめる。市販車のままで十分に速いってアピールされちゃう。

そうすると「そんな速いバイクはいらない」って人が増えてバイクは売れない。買った人も「ノーマルで十分速いから改造しない」って人が多くなる。悪循環です。

この現実を、しっかり認識できてなさそうなサーキットの光景を眺めながら、「いつになったら根本的な改革が行われるのだろう」と心から思った次第です。

8耐テストのみなさんは積み込みですね震災復興担当大臣