技量審査会に行って来ました昔の仲間の結婚式

2011年05月14日

津波で姿が消えてしまったドコモの鉄塔

170983a5.jpg写真はドコモの基地局なんですが、地方にいくと、このタイプのビルの屋上に設置するのではなく、単独の基地局をよく見掛けます。

物理的には1つの鉄塔にauとソフトバンクも乗せれば安上がりなのですが、各社で考え方が違うようで、離島や山間部では、この種の鉄塔が各通信会社ごとに立ち並びます。

今回の被災地もまさにそんなエリアだったのですが、この鉄塔の損壊状況に大きな変化が出ています。

例えば宮古や南三陸ってのは、鉄塔が根こそぎなくなって、鉄塔があった場所すら分からない。それだけ津波の勢いが強かったってことです。しかも、周辺に痕跡すら残ってない。無停電ユニットや受電設備などがないだけでなく、鉄塔の部品すら行方不明になってます。

こうなると、復旧作業ができない。地権者の同意を得て設置していたものですから、適当に別の場所に移設できないので、ガレキの撤去が終わり、場所が判明するまで手がつけられないのです。

代わりに大活躍中なのが車載基地局。本来は災害用で全国に展開しているものが、東北に集中配備されてます。でもこれ、他で災害が起きるとお手上げってことでもあります。(国会用と首相官邸用のは東京にいますけどね)

小さい事だけが大変なんじゃなく、基本インフラの復旧だけでも、意外と大変なんですよって話しでした。

gq1023 at 09:36│Comments(0)

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